特別な年となった2011年を写真と共に振り返ります。
楽天イーグルスは、選手が着用するユニフォームに「がんばろう東北」のワッペンを付けて、各種支援活動を行っています。「がんばろう東北」とは、甚大な被災に見舞われた東北地方の復興を支援するにあたり、支援活動の象徴となるスローガンです。
今後も楽天イーグルスでは、「がんばろう東北」を合言葉に出来る限りの支援活動を各地で続けてまいります。
「マツダオールスターゲーム第3戦」が今年は球場を変更して日本製紙クリネックススタジアム宮城で行われました。特別なシーズンの特別なオールスターゲーム。2007年以来、4年ぶりの開催となったKスタ宮城で、21,347人のファンが「夢の球宴」を楽しみました。心をひとつに。力をひとつに。選手も、ファンも、全員が一体となった夢の時間となりました。
あの大震災からたったの1ヶ月半でここKスタ宮城で試合が出来た事、そして今日ここでマツダ・オールスターゲームを開催できた事、改めて「ヒトの力」はスゴイ!と感じました。色々な方々のご協力、思いがあって、本日、ここ仙台、東北の地でオールスターを開催する事ができました。被災地への支援をして頂いた日本中、そして世界中の方々、本当にありがとうございます。東北を代表して御礼を申し上げます。
3月11日、信じられない大災害が起こり、正直野球どころではないと思いました。今、仙台の市街地には元の生活、日常が、徐々に戻ってきましたが、まだまだ復興には時間が掛かります。スタンドの高いところにいらっしゃる方、バックスクリーン後方、海の方をご覧ください。ここからわずか数キロしか離れていない沿岸部では、まだまだ助けを必要としている方々が多くいます。先日、遠征へ行くために、仙台空港へ向かう途中、青々とした光景が見えました。4月7日に僕たちが初めて仙台に戻ってきた時に比べると、一見明るい景色に見えましたが、よく見るとそれは田んぼや畑に無造作に広がっている雑草でした。それが意味する事を考えると、やり切れない気持ちになりました・・・。
しかし、生かされている僕たちは前を向いて、自分の人生を切り拓いていく使命があります。「ヒトの力」はこんなものではないはずです。僕たち野球選手の使命は、野球の魅力や、そこから生まれるドラマを通じて、「ヒトの生きる力」に貢献する事だと思います。ここKスタ宮城の開幕戦で、僕は「誰かのために闘える人間は強い!」と言いました。ここにいる選手たちは皆、「誰か」のために闘っています。
日本中に感動して頂けるようなプレー、そしてプレーしている僕たちも感動できるような戦いを後半戦繰り広げていきます。一緒に感動を分かちあい、熱くなり、「ヒトの力」を信じて、明日からまた一緒に前を向いて歩いていきましょう。きっと、「できるはず」です。本日は存分にこの「マツダ・オールスターゲーム2011」を楽しんでいってください。
2011年4月2日(土)嶋基宏選手のスピーチ「12球団チャリティマッチ」@札幌ドーム
2011年4月29日(金・祝)嶋基宏選手のスピーチ「本拠地開幕戦」@Kスタ宮城
2011年7月24日(日)嶋基宏選手のスピーチ「オールスターゲーム」@Kスタ宮城
今後も楽天イーグルスでは、出来る限りの支援活動を各地で続けてまいります。
「がんばろう東北」レポート バックナンバー
日 | ニュース |
2011/12/27 | 【「がんばろう東北」レポート(5)】0429第三の開幕戦@Kスタ宮城 |
2011/12/26 | 【「がんばろう東北」レポート(4)】0415第二の開幕戦@甲子園球場 |
2011/12/25 | 【「がんばろう東北」レポート(3)】0412第一の開幕戦@QVCマリン |
2011/12/24 | 【「がんばろう東北」レポート(2)】監督・コーチ・選手が宮城県で支援活動 |
2011/12/23 | 【「がんばろう東北」レポート(1)】0402・03チャリティマッチ@札幌ドーム |