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2024/10/17 (木)
チーム

三木 肇監督 就任会見

2024年10月17日(木)三木 肇監督の就任会見を行いました。

三木 肇監督 監督就任に関して

三木 肇監督 就任会見

三木 肇監督 挨拶

本日は朝早くからお集まりいただきまして、ありがとうございます。

自分は2024シーズンは二軍監督を務めさせていただいていて、そのファームの皆さんに会えずに今日ここ(一軍監督就任会見)にいますので、はじめにお時間をいただいて、そのことについてお話をさせていただきます。

2024シーズンは今江監督の元、二軍監督として、チーム、選手、一軍監督の力になれるよう日々尽くしてきました。

まず、ファームで一軍出場に向けて待機、準備している選手たち。ベテランと呼ばれる選手も数名いる中で、背中で若い選手たちを引っ張ってくれて、こちらから何も注文せずとも、野球に真摯に取り組んでくれる姿に心を打たれていました。この世界はなかなか自分でコントロールできない部分もありますが、しっかりやってくれていました。

また怪我を抱えた選手たち。自分も経験がありますが、毎日先が見えない、光が見えないという中で、怪我を治す努力をしていく。その大変な思いを理解できる中でしたが、みんなしっかりやってくれました。

そして、ファームの大事な役割である選手の育成。若手の選手たちはまだまだ未熟な選手たちが多いです。
まだ指導半ば、教育半ばという思いはありますが、新たに就任される渡辺直人二軍監督に託して、しっかり進めていただきたいと思っています。
若い選手は、努力を惜しまず、妥協せず、これからのチームの将来に向けて進んでもらいたいと思います。

それらを支えてくれたコーチのみんな。
暑い夏の日差しの中も、冷たい雨の中でも、選手のためにともに汗を流して、選手のことを本気で思い、時には自分からいろいろなことを言われても、仕事に全うしてくれたことに感謝しています。

さらに球団スタッフの皆さん。
試合をスムーズに運営してくれた運営部の皆さん、マネージャー、用具係の方々、選手寮の寮長、日々の送迎をしてくれたドライバーのお二人、温かい食事を提供してくださった食堂の皆さん、いつもグラウンドを整えてくださったキーパーの皆さん。他にもまだまだ感謝の思いを、お礼を言えてない方々がたくさんいますが、皆さまの支えのおかげで、2024シーズンのイーグルスのファームは最高でした。

これからのイーグルスにとっても、ファームはその根源。強いチーム、明るい未来を担うすごく大事なポジションだと思っています。
そういった思いを今後も繋いでいってほしいと思います。

そして、そんな環境で二軍監督を全うできたのは、ファンの皆さんのおかげです。
一軍の試合で楽天モバイルパーク宮城でご声援をいただけるのも、もちろんものすごくありがたいです。
さらに(二軍監督をしていて)少し(一軍に比べれば)野球のレベルが落ちたとしても、設備が整っていなかったとしても、森林どりスタジアム泉まで足を運んでいただき、暑い中でも、雨の中でも、選手を熱心に応援してくださっていたファンの皆さんのエネルギー、サポートはものすごいなと感じていました。
ファームは森林どりスタジアム泉の他にも東北6県含め遠征も多くあります。そんな場所まで足を運んでいただけるファンの方々の姿を拝見し、若い選手たちが伸びていける、力をつけていけるのは、繰り返しになりますが、この温かいファンの皆さまのエネルギー、サポートのおかげなのだと、しみじみ感じました。

こんな自分が二軍監督としてやれたこと、ファームでチームをしっかり前進させられたことに感謝を伝えたく、はじめにお時間を頂戴いたしました。
ありがとうございます。

三木 肇監督 一問一答

まずは就任会見を迎えた今のお気持ちからお聞かせください。

野球をしてきたものとして名誉なこととは重々承知しています。
その中で自分の思いとしては嬉しい限り。 他ではなく自分自身も想像をはるかに超えた決意と強い覚悟でいます。

2020シーズン以来の一軍監督就任となりますが、もう一度この一軍監督を引き受けることを決めたその強い決意、理由というのを教えてください。

今年でイーグルスも20年が経ちいろいろな方のご尽力があり進んできました。自分としては6年間このチームで仕事させていただいてる中で、もし自分がチームの力に少しでもなるのであればという相当な覚悟を持って最後決めました。

三木監督が目指していくチーム像というのはどのようなところでしょうか。

やはり勝負の世界なので、強いチーム、またはたくさんの子供たちが野球をしている、様々なスポーツをしている中で、お子さんも含めていろいろな方々に愛されるチームというのは理想としては持っています。
ただ、ファームでずっと今年も取り組んできた一環として、勝つ、負ける、勝ち負けももちろん重要です。大事だと思います。1番大事かもしれません。ただ、そこに向けた凡事の徹底だったり、整理整頓だったり、 いろんなこと含めた備え、準備っていうところはこの1年ファームで取り組んできたので、理想のチームを目指しながら、今みたいな部分もきっちりやっていきたいなと思います。

先ほどファームについてお話されていましたけれども、森井社長も一、二軍を合わせて6年間チームを見てきた経験というのを高く評価されていました。その経験というのはこれからのチームづくりにどのような風に活かしていきたいでしょうか。

初めて見る選手も、ドラフトもありますので、今後いろいろな形でまたあると思いますが、 基本的にはこのチームの様々なことだったり、 各選手の特徴だったりっていうことはこの6年間で短いかもしれませんが、ある程度自分の中で今のところの整理はついています。そこを踏まえてチーム20年というところで、2005年参入スタートしこれまで9名の監督の元で、また様々なコーチ、スタッフのもとで、皆さまのお力で今のイーグルスがあると思います。自分自身の6年間で培ったと言いますか、選手たちの可能性と特徴をしっかり引き出せるように、この20年に関わっていただいた皆さまの気持ちを感じながら来年しっかり活かしていきたいと思います。

毎シーズン日本一を目指していくチームになると思いますが、チームは今年まで3年連続で4位という結果でした。現時点での課題というのをどのような風に捉えていらっしゃいますか。

野球はですね僕自身の中ですけど、非常に複雑で難しいスポーツだと思っています。そこが面白く大変なのかなという部分で、 課題ということをただ1つあげればいいものでもないのかなと思っていますが、基本的には野球は守り、投手、バッテリー中心にしっかり守備を重点的に課題としてもう一度進めていかなければダメかなと思います。そのハード面と言いますか、それと同時にしっかり守れば負けないですが、勝てませんので。点取りゲームというところのスポーツもあると思いますからしっかりマスゲームとしてランナーも活用しながら、どういう風に得点が繋げるか、これも簡単なことではないと重々承知してますが、そういうことを選手としっかり意思共通しながらなんとか工夫と模索して取り組んでいきたいと思います。

一方で今年二軍監督として選手たちをご覧になっていて、来シーズンに繋がる明るい兆しや成長というのはどのようなところに感じていらっしゃいますか。

間違いなく成長はみんなしてくれています。ただ、一軍のトップレベルのプロ野球というレベルの世界、世界トップレベルの野球の位置まで来るには生半可な覚悟と努力ではなかなかと思いますので、先ほども話しましたが、若い選手の育成というところは1つポイントとなるときに、彼らが、1人1人がどういう思いでできるかっていうことにまず期待をしたいというところと、ここ4年間ファームで仕事をしている中で、数名少し殻を破って一軍の試合に出たり、たまに結果が出たりとかで成長を嬉しく思っている時もありました。
その時はファームのコーチ、スタッフ全員で次の日の朝にハイタッチとまでは行きませんが、良かったなというところで。でも、目指すべきところは一軍で少し活躍したとかではなく、やはり中心選手を目指してなんとか進めていけるかというのがファームでも大事になりますので、今後もこれまで同様しっかり進めていただき、その中でしっかり連携を取って、若い選手のエネルギーや、可能性も必要だと思いますからしっかり判断して進めていきたいと思います。

今日から秋季練習が始まりますが、選手たちにはどのようなことを意識してもらいたいでしょうか。

チームとしてというところはもちろんありますが、1人1人課題や進めていくことは心当たりがあると思います。今から選手と会いますがしっかり話をして進めたいというところと、若い選手は今宮崎でフェニックスリーグに参加しています。自分も昨日まで宮崎にいました。僕なりにメッセージは残してきたのですが、試合と結構ハードな練習に取り組んでもらっているので、宮崎にいるメンバーみんなで28日までのフェニックスリーグでしっかり何か収穫を得て帰ってきてもらいたいと思います。他にもこっちにいるメンバーとは今からそれぞれいろいろ求めることを話しながら、各選手の思いもあると思うのでその辺をしっかり話し合いたいと思ってます。

2020シーズン、1度目の監督就任時はコロナ禍で大変なシーズンとなりました。今はスタジアムにファンが入れるようになりましたが、ファンの皆さんにどんな姿を見せていきたいでしょうか。

2020年の時はコロナでお客様、ファンの方々、メディアの方も含め、本当に大変なシーズンになりました。延長戦がなかったり同じチームと1週間6試合6連戦、また無観客でファンの方々がスタンドに入れない中での試合っていうところで、すごくいろいろな思いで戦ったのを記憶してます。ただ、その時でもスタンドにお客さんがおられなくても、いろいろなものを通じてたくさんの応援をいただいていてそこは選手と共有し頑張れた記憶もあります。コロナも少し落ち着きだし、こうしてイーグルスのファンの方々の前で選手たちがプレイする姿をまた近くで一緒に関われると思うとワクワクもしますが、本当に皆さんの期待に応えることができるのかという壁も向かってくると思います。ただ、そこは最初話しましたが強い覚悟を持って、選手とファンの方々とワンチームになって戦いたい、戦っていただきたいという思いでいますので、たくさんのファンの方々の前で試合ができることを望みながら、楽しみと言いますか、覚悟を持って戦いたいと思います。

最後に改めて来シーズンへの意気込みと、優勝を期待しているファンの皆さんにメッセージをお願いします。

何度も同じ話になってしまうのですが、ファンの方々がいて、ファンの皆様さまの力があってこそ我々が前進できるのは間違いありません。今シーズンも数回楽天モバイルパーク宮城に観戦に行きました。いろいろな場所でいろいろな角度で見た時に、選手の動きや試合の勉強が正直名目だったんですが、近くに座っておられるファンの皆さん、応援してくださってる方々の思いと言いますか、いいプレーが起きたら一緒になって本当に喜んでくださる姿、 悔しい時には涙して、一緒になって戦ってくれている姿、 そちらの方がいっぱい収穫がありファンの皆さんがスタンドもそうですけども、いろいろなものを通じていろいろな思いで応援してくださっているのを真摯に感じました。そのことをしっかり胸に叩き込んで、東北のプロ野球チームとしてしっかり覚悟持って戦いたいと思います。
そのためにはファンの方々の支えが不可欠です。 今江監督の言葉にもありましたが、若い選手の心残りも含めその思いも受け継ぎながら、選手とチームとファンの方のためにというのが全てなので、本当に覚悟を持って戦っていきたいと思います。最後になりますが、本当にファンの方々が大切でもう何にも代えられません。 今後もチームが前進する上で力を貸していただきたいと思いますので、 引き続き応援のほどよろしくお願いします。

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