12月12日(火)、2023シーズン限りで現役引退を表明した塩見 貴洋選手の引退会見を行いました。
会見終了後には、同年代で元チームメイトの福山 博之氏(現球団職員)から花束が贈られました。
このような会見を開いていただいた関係者のみなさん本当にありがとうございます。
今シーズンをもって13年間のプロ野球生活を引退することを決めました。
今はすっきりしているというのが素直な気持ちですね。
自分ではまだできるかなという思いもありました。トライアウトを受けることなく、他球団からのオファーも待っていましたが、トライアウトから1週間が経過し、他の選手の獲得のニュースが届くなかで、自分にはオファーがなかったので(引退を)決めました。
相談した人はいなくて、自分で決めました。
家族からは「お疲れ様」と言われました。子供からは「もっとやって」と言われましたけど、「パパもう限界だ」と伝えました。
プロ初先発初勝利の試合が一番印象に残っています。やっとスタートが切れたと思いました。
あの試合では、準備するためにグラウンドに出た時にすごい声援をいただいて、ぐっとくるものがありました。本当に待っていてくれたんだなと感謝しています。
引退試合みたいな雰囲気になってしまいましたが、あの一試合があったから、こうして今すっきりした気持ちになれたのかなと思います。
刺激はもちろん受けましたし、追いつけ追い越せという気持ちで13年間やりました。すごい選手が多いのでそれは叶いませんでしたが、彼らがいたから自分もここまでこれたのかなと思いますし、これからも日本を代表して、プロ野球を代表して頑張ってほしいと思います。
楽天イーグルスに残って恩返しをしていきたいという気持ちが強かったので、アカデミーコーチとして球団に残ることを決めました。
こんな自分を13年間応援していただいて、本当にありがとうございました。