11月22日(水)銀次選手が現役引退とアンバサダー就任について記者会見を行いました。
今年でユニフォームを脱ぎます。
プレイヤーとして現役を引退します。
今後については、東北、仙台に残り、楽天イーグルスでアンバサダーとしてやらせていただきます。
本当に感謝の気持ちしかありません。それだけです。
被災地などをいろいろと回っていく中で、いろいろな人と出会い、「仙台、東北を離れてほしくない」「ずっと楽天イーグルスにいてほしい」という話があったので、それが一番大きいと思います。
また自分は野球しかしてこなかったので、社会のことがわからないし、外の世界に出ていろいろな勉強をしたいと思いました。
もちろん葛藤はありました。
でもやはり東北が好きだし、生まれた場所なので、ここで恩返ししていきたいと思いました。
「いろいろなチャレンジができるのですごく楽しみだね」と言ってもらいました。
「え、野球やめるの?」という感じでした。
「やめるけど、子どもたちに野球を教えるからね」と言いました。
皆さんが想像できないぐらいすごく楽しかったです。
18年間毎日悔しい、悔しいと思いながら練習してきましたし、試合に出てきました。
でも、その悔しさをエネルギーに変えてやってきました。
今年の一軍にあがっての初打席ですかね。あの声援は一生忘れないと思います。
今だから言えますが、ちょっとうるっときた場面があって、これじゃ駄目だと思って打席に入りました。
本当に幸せを感じました。
やはり日本一になったことは一生忘れないと思います。
東北にやっと笑顔を届けられたのかなと思います。
東北ろっけんを回りながら、その地域の人に寄り添いながら、野球の楽しさを教えていきたいという思いがすごくあります。
野球選手の銀次ではないですけど、これからも、今まで以上に被災地の方々と寄り添い合って、一人でも多く人を笑顔にしたいです。
たくさん練習をして、しっかり自分をコントロールして、強い選手になってほしいです。
辛いこともあるし、苦しいこともたくさんあると思いますけど、しっかり前を向いて、少しずつ恩返ししていきたいと思いますので、一緒に前に進みましょう。