本日、5月20日(火)よりスタートする「2008年 日本生命セ・パ交流戦 記者会見」の記者会見が仙台市内で行われました。
楽天イーグルスからは山崎武司選手と田中将大選手、中日ドラゴンズからは岩瀬仁紀選手、荒木雅博選手が参加しました。
以下、記者会見内容です。
記者:2005年にスタートした「日本生命 セ・パ交流戦」(以下、交流戦)は今季で4年目を迎えますが、今回は仙台での開幕カードで両チームの対戦からスタートします。楽天イーグルスは11勝12敗1分の7位、中日ドラゴンズは12勝11敗1分の5位、両チームの対戦成績は楽天イーグルスが2勝1敗1分でした。
まずは、昨年の日本一のチームに敬意を表して、中日ドラゴンズの荒木選手からお伺いします。交流戦の印象を教えて下さい。荒木選手は昨年はケガなどで3試合の出場にとどまり、悔しい思いもあるかと思いますが?
荒木:去年もそうですし、確かその前('06年)もいなかったですし、初年度('05年)はムチウチでいなかったので・・・、ケガをしているイメージですね・・・(苦笑)。今年は今のところ元気なので、楽しみに臨みたいですね。
記者:では、今年の交流戦にかける意気込みを教えて下さい。
荒木:全試合に出場する事が目標です。
記者:そして、最初のカードで対戦する楽天イーグルスの印象を教えて下さい。
荒木:強い。今年は特に強いイメージを持っています。ホームでもの凄く勝っているイメージですね。気合を入れて挑みたいです。
記者:楽天イーグルスを含め、パ・リーグで対戦したい投手は?
荒木:(田中投手の方にチラリと視線を向けた後、数秒置いて)今回は対戦しないと思いますけど、田中君!ですね。
山崎:いや、コイツ不調ですけど・・・(笑)
田中:・・・。(苦笑)
荒木:ボクもあまり変わりませんが・・・(苦笑)
記者:荒木選手の言葉を受けて田中投手いかがでしょうか?
田中:(照笑)、そう言う風に言って頂けるのは嬉しいです。あまり良い状態ではないですが、対戦する機会があったら気持ちで向かって行きたいです。
記者:「交流戦を制する者がペナントレースを制す」と言われていますが、チームとしてどのような戦い方を考えていますでしょうか?
荒木:どこも強いと思うんで、気を抜く事無く戦って行きたい。たくさん貯金できるに越した事は無いですが。精一杯頑張ります。
記者:続いて岩瀬投手にお伺いします。去年の交流戦の成績は10回1/3を投げて1勝1敗7セーブでした。唯一の1敗が楽天イーグルスでしたが、覚えていますか?
岩瀬:覚えていますけど・・・(苦笑)、確か浜松でしたよね。去年の借りを返せるように明日から頑張ります。
記者:明日から対戦する楽天イーグルスの印象を教えて下さい。
岩瀬:開幕から見ていて、物凄い強い勝ち方もあれば、連敗が続いたり(笑)、波の悪い方に当たれば良いですね(笑)。
山崎:ハハハ(笑)
記者:元中日ドラゴンズの山崎選手が楽天イーグルスにはいますが、その山崎選手の印象を聞かせて下さい。
岩瀬:去年活躍していますし、去年打たれているので、対戦する機会があったら是非三振を取りたいです!
記者:それを受けて山崎選手いかがでしょうか?
山崎:岩瀬が出てくると言う事は、中日がリードしている状態ですから、出来れば会いたくないですが・・・(苦笑)。うちが勝っていれば(岩瀬投手は)出て来ないので、会わないようにしたいです、ハハハ(笑)
記者:岩瀬選手は「ライバル宣言」に山崎選手を挙げており、「スライダーで行きます!」と書いてありますが?
岩瀬:左投手のスライダーをモノにしたと山崎選手が言っていたので、僕だけは打たれないようにしたいです(笑)。
記者:山崎選手、今の岩瀬投手のコメントを受けていかがですか?
山崎:プロ21年目にして、左のスライダーがやっと分かってきたんですけど(笑)、去年岩瀬の時にやってみたら、たまたまヒットになったんで(笑)、前より打てるようになりました。
岩瀬:・・・(苦笑)
山崎:野村監督に「オマエは左のピッチャーに対して下手くそだ」と言われていたので、何とか克服して、日本一のクローザーの彼から打てば自信になるし、打って勝ちたいですね
記者:岩瀬投手、山崎選手をカウント2-1に追い込んだとしたら、何を投げますか?
岩瀬:そりゃ、スライダーですね(笑)。ストライクかボールか分からないですが・・・(笑)
記者:岩瀬投手の「ライバル宣言」は千葉ロッテの西岡選手となっていますが?
岩瀬:去年、西岡選手とアジア予選で一緒のチームでやって、僕の歳が30代後半だと思っていたようなので、そんなピッチングをしないで、まだまだ若いところを見せたいと思っています(笑)
記者:続いては田中投手に伺います。去年はプロ初完封を含む3勝1敗、防御率2.70でした。ルーキーイヤーで初完封を記録しました。その初完封した相手を覚えていますか?
田中:・・・、中日さんです(照笑)。でも最終回、力たおして、四球を連発して満塁にしてしまい、最後は三振で仕留めたんですけど、試合終わった後に野村監督に「アホ」って頭を叩かれました(苦笑)。初完封がその頭を叩かれた試合だったので、印象的です(笑)。
記者:自信になりましたか?
田中:はい。トップのチームにそう言うピッチングができて、自信になりました。
記者:中日ドラゴンズの印象について?
田中:そうですね、打線はどこからでも点を取れる形を作れる印象です。特に4番のタイロン・ウッズは迫力があり、対戦する機会があれば何とか抑えたいです。
記者:去年の交流戦では、中日の森野選手には151km、巨人の李選手には152km投げましたが、ストレートに対するこだわりは?
田中:う~ん、スピードは季節や時期的なものがあるのですが、今年もどんどん腕を振って投げたいです。
記者:野村監督が「大人のピッチング」といつもおっしゃっていますが?
田中:その考えを悪い方に持っていかないで、自分なりに良いように取り入れて、交流戦に臨みたいです。
記者:ライバル宣言に巨人の高橋由伸選手、阪神の新井選手を挙げていますが、どんな勝負をしたいですか?
田中:とにかく抑えたいです。結果が全てです。去年は2本もホームランを打たれています。対戦する機会があれば、ビシっと抑えたいです。
記者:続いては、目下首位打者の山崎選手に伺います。古巣との対戦に特別な思い入れがあるのではないでしょうか?
山崎:こんな機会は交流戦ができて、公式戦でドラゴンズと対戦できる事は僕にとって嬉しい事です。正直、144試合の中で、中日との4試合は全てをかけるぐらいでの気持ちで戦うつもりです。
記者:今の中日ドラゴンズを見て、印象は?
山崎:僕がいた頃のドラゴンズとメンバーが入れ替わって、新しいドラゴンズになっていますが、見ていて強い勝ち方、選手それぞれが役割を持って、それを果たしている印象です。
記者:そんなドラゴンズに、イーグルスのどんなところを見せたいですか?
山崎:うちは元中日の選手が多く、僕、小山(伸一郎)、川岸(強)、(土谷)鉄平、コーチの関川(浩一)、みんな気持ちは一緒で、強いドラゴンズを倒して、自信をつけたい。向かっていく気持ちを見て欲しい。
記者:「ライバル宣言」には中日ドラゴンズの山本昌選手を挙げましたが?これまでの対戦成績を覚えていますか?
山崎:5打数1安打です。昌さんはあと5つで200勝と言う事ですが、今シーズン初勝利の時に電話をしましたが、エライ元気でしたよ(笑)。今回投げるんじゃないかと思うんですが、200勝を先延ばしさせてやろうと思います、ハハハ(笑)
(横に並んでいる荒木選手の方を見ながら)昌さん投げるんでしょ?
荒木:いやいや(汗)、ピッチャーの事は分からないんで・・・、コチラの方に・・・(苦笑)
(岩瀬選手にコメント譲る)
岩瀬:う~ん、先発の事はさっぱり分からないんですよ・・・
山崎:おい、こっちは「田中は投げない」って教えたじゃないか!?
岩瀬、荒木: ・・・(苦笑)
記者:山崎選手は、交流戦をどのように戦おうと考えていますか?
山崎:交流戦は偏る事があって、去年は北海道日本ハムが連勝して、交流戦の貯金で優勝しました。
パ・リーグにとっては、普段打席に立たないピッチャーが打席に立たなくてはいけないとか、色々とあって大変ですけど、パ・リーグはセ・リーグの選手と一緒に戦う事によって、メディアへの露出が増えて、名を売るチャンスでもあります。パ・リーグはセ・リーグに負けたくない気持ちが強いと思います。
記者:今年、楽天イーグルスはクライマックスシリーズ進出を狙える位置にいますが、日本シリーズで中日ドラゴンズと戦いたいですか?
山崎:僕の最終的な目標は、日本シリーズでドラゴンズと戦って勝つ事です。ドラゴンズは優勝常連チームで日本シリーズに出るのはそう難しくない事だと思いますけど、イーグルスは何回かミラクルを起こして何とか勝たなきゃいけないと思っていますが(笑)、交流戦できっかけを作りたいと思います。
この記者会見の模様は、「楽天イーグルス×中日ドラゴンズ 球団携帯サイト共同コラボ企画」のコーナーでもご覧頂く事が可能です。
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