記者：見事に沢村賞を受賞されました。まずは今の感想を聞かせてください。
田中：嬉しいですね、はい！

記者：春季キャンプで「沢村賞を目指します」と宣言されましたが、まさに有言実行ですね。何か込み上げてくるものがあるのではないですか？
田中：特別込み上げてくる感じはありませんが、昨シーズンから目標にして口に出していた賞なので嬉しいです。みんなの前で言うことで自分自身にいい意味でプレッシャーをかけました。

記者：今年は特別なシーズンだったと思います。やらなければいけないという思いだったと思うのですが。
田中：そうですね。特に今シーズンはやらなければいけないという思いは強かったです。しかしチームは5位という成績に終わって非常に悔しく、申し訳ないという気持ちでした。最後に、少しでも温かくなってもらえるような賞になったら思いますね。周囲の皆さんからも期待されていましたから。

記者：今年は19勝を記録しました。その中で、特に印象に残っている試合はありますか？
田中：難しいですね。挙げるとすれば、18奪三振を奪った試合ですね。

記者：良かった点は何でしょう？
田中：コンディションが良く、皆さんのサポートで助けていただきました。上手く調整が出来たと思います。

記者：やはり、「沢村賞」は特別ですか？
田中：僕の中では、投手の中では一番名誉ある賞だと思っています。

記者：では、今後の目標を聞かせてください。
田中：これに満足することなく、もっと進化していきたいです。それにチームがリーグ優勝し、日本一になれるようにがんばっていきたいですし、実現したいですね。