11月6日(金)楽天生命パーク宮城で渡辺直人選手の引退試合を開催、試合終了後には引退セレモニーを執り行いました。
また、球団公式サイトでは、その足跡を振り返る「渡辺直人選手 引退メモリアルサイト」をオープンしました。2006年の楽天イーグルス入団から2020年引退に至るまでの歩みを、当時の写真、映像を交えてご紹介しています。
ぜひ、メモリアルサイトもチェックしてください。
まず初めにこのような場を設けて下さった球団関係者の方々、本当にありがとうございました。
そして寒い中、残ってくれている埼玉西武の選手のみんな。埼玉西武ファンの皆さんありがとうございました。
楽天イーグルスに入団して14年。選手として目指していた言葉で言います。
一つは一流の脇役になるということです。
自分の野球人生で大きな影響を与えて下さった野村監督の教えです。
厳しいプロの世界どうやって生き残れるか。どうやったら必要とされる選手になれるのか。厳しく指導していただきました。
なかなか一流にはなれなかったかもしれませんが、この歳まで、今日まで野球を続けることができました。
もう一つは上手い選手より強い選手になるということです。
長いシーズン丈夫な体でグラウンドに立てることはほとんどありません。
満身創痍の体でグラウンドに立たなけれればならないこともあります。
満足のいく成績を残せない日々が続く日もあります。
どんな状況でも自分のパフォーマンスを発揮できる強い選手になりたいと思ってここまでやってきました。
ボロボロの体で試合に出続け、トレーナーさんに迷惑をかけてしまうこともありました。
そんなトレーナーさん本当にありがとうございました。
自分が全力でプレイできた最大の要因はファンの皆さんの声援のおかげです。
不安やプレッシャーに押しつぶされそうな時に直人頑張れと大きな声援をいただきました。
応援歌の中にある「我らの直人」というフレーズは本当にありがたかったです。
この場をお借りしまして、埼玉西武ライオンズ球団、埼玉西武ライオンズファン、横浜DeNAベイスターズ球団、横浜DeNAベイスターズファンの皆さま、自分を育てていただき、応援していただき、本当にありがとうございました。
所沢の地で、横浜の地で、ともに闘ったこと、一生忘れません。
今日は球場に家族が来てくれています。
自分勝手に野球ができたのは、家族の理解、支えがあったからだと思います。
本当にありがとうございました。
最後になりますが、最高の球団で最高のチームメイトと、最高のファンとともに、野球ができ、本当に幸せでした。
14年間、夢のような時間をありがとうございました。