9/24 ホークス戦 レポート
楽天イーグルスは効果的な得点で田中を援護。田中は無四球完封勝利でチームの連敗を止めた。
楽天打線は初回一死一、三塁のチャンスに4番山崎の犠牲フライで先制すると、三回には先頭の内村がプロ入り初ホームランとなるランニングホームランで序盤からリードを奪う。
四回にも1点を追加した打線は五回二死一、二塁のチャンスに今日スタメンの鉄平がタイムリー。その後も畳み掛け、続く聖澤の2点タイムリーで一気にゲームを決めた。
楽天先発の田中は序盤からヒットは許すものの、要所を締める貫禄のピッチングでホークス打線に反撃の隙を与えない。最後のバッターをピッチャーゴロに仕留めた田中は自己最多の16勝目を挙げるとともにハーラートップに並んだ。
田中将大選手 ヒーローインタビュー
記者:嫌なムードの5連敗がありました。今日はどんな思いでマウンドに?
田中:シンプルに「今日は勝つ」ということだけを考えてマウンドに上がりました。
記者:立ち上がりから非常に落ち着いていましたね。
田中:前回の登板で簡単に先取点を与えてしまったので、今日は先に点を取ってもらうまでゼロに抑えようと思っていました。
記者:味方がその通り先に点を取り、その後得点を積み重ねていきました。
田中:いい展開で点を積み重ねていただきましたので、投げる方も楽にいけました。
記者:チームが負けられないという状況の中、自己最多の16勝目を挙げました!
田中:チームとファンの皆さんのおかげで、ひとつひとつ積み重ねた勝利です。シーズン残り少ないので、ひとつでも多く勝てるように頑張りたいです。
記者:一戦一戦、負けられない試合が続きます。ファンの皆さんに力強いメッセージをお願いします!
田中:残り18試合となりました。僕たちは勝つしかないです! 今、僕らが「底力」を見せるときだと思いますし、一戦必勝で戦っていきますので、皆さん、僕たちに付いてきてください!(大歓声)
内村賢介選手 ヒーローインタビュー
記者:今日はこのKスタ宮城でプロ初ホームランが、内村選手らしいランニングホームランでした!
内村:自分の持ち味を活かしたホームランだったと思います。
記者:しきりに「ラッキー」だとおっしゃっていました。後ろにボールが転々としていたとき、どんな気持ちで走っていたのでしょうか。
内村:セカンドベースを回ったときは、ちょっと無理かなと思ったんですが、種田コーチが(腕を)回してくれたので。種田さんのおかげです!
記者:貴重な2点目となりました。そして文字通りチームを勢いづけるランニングホームランでした。
内村:そうですね。あれでチームが乗れたかなと思います。
記者:負けられない試合が続きます。内村選手も必死ですね。これからの戦いに向け、ファンにひと言お願いします!
内村:まだまだ僕たちはあきらめていません!ファンの皆さん、これからも温かい声援をお願いします!(大歓声)
星野仙一監督 試合終了後記者会見
記者:今日は安心して見ていられたのではないですか?
星野:やっぱりマサヒロかって感じだな。
記者:田中投手は、今日は無四球完封でした。
星野:点をもらって、少し安心したんだろうな。
記者:前回の登板では結果が伴いませんでしたが。
星野:このレベルの投手が連敗するわけにはいかないでしょう。
記者:攻撃面では、効果的に点を取りました。
星野:満塁の時に、もっと畳み掛けないとね。前半のチャンスをものにして、先発投手を序盤で降ろすということをして欲しかった。今シーズンはそれがあまり出来ていないからね。
記者:内村選手のプロ初本塁打はランニングホームランでした。
星野:初なのか?そうだろうな。内村みたいなタイプはね。でも、ノーアウトだったから、3塁で止まるべきかどうかは、これからしっかりと考えないとね。
記者:鉄平選手もタイムリーを放ちました。
星野:いいところに飛んでくれたけど、結果が出れば変わるだろうから、次につなげてもらいたいね。
記者:連敗を止めました。これからですね。
星野:まだまだ。気を引き締めていかないと。