8/16 ライオンズ戦 レポート
楽天イーグルスは終盤の集中打で見事な逆転勝利。
楽天先発のエース岩隈は初回二死から3連打を浴び先制を許してしまう厳しい立ち上がり。
しかし、好調の打線がエースを援護する。
二回、横川のタイムリーツーベースですぐさま同点に追いつき、主導権を握らせない。五回には内村、高須の連打と死球で満塁のチャンスにガルシアが犠牲フライを打ち上げ勝ち越す。
しかし、二回以降エースらいしピッチングを見せていた岩隈が六回に捕まってしまう。ライオンズの4番・中村に両リーグ一番乗りとな30号2ランを浴び、再びリードを許す展開。
逆転されたものの楽天打線は反撃のチャンスを待つ。八回、エラーとヒットで出塁したランナーを3番・高須が2点タイムリーで再度逆転に成功する。ところが直後に、粘るライオンズに犠牲フライで再び同点に追いつかれた。
このまま引き分けの可能性も出てきた九回、楽天打線が爆発する。
途中出場の中村のヒットから一死一塁のチャンスで二回に同点タイムリーを放った横川がライトへ値千金の勝ち越し2ランを放り込む。さらに内村が2点タイムリーを放ちリードを4点にし、ライオンズのストッパー牧田をノックアウト。最後はラズナーが締め、大事な3連戦の初戦を白星で飾った。
横川史学選手 ヒーローインタビュー
記者:9回に勝ち越しホームランを放ちました横川史学選手です。おめでとうございます!
横川:ありがとうございます。(場内歓声)
記者:あの場面、西武の守護神がマウンドに上がっていました。1アウト1塁、どんな思いでバッターボックスに入りましたか?
横川:何回か対戦がありました。いいピッチャーですし、球も強かったので、何とかランナーを進めようと小さくコンパクトに振った結果が、ああいう結果になってよかったです。
記者:打った瞬間に「おっ!いった!」と思いました?
横川:ちょっと芯からずれていたので、どうかなーと思っていたんですが、うまく体重が乗っていたのであそこまで飛んだんだと思います。
記者:今日の試合は追いついたり追いつかれたりと目まぐるしい試合でしたが、本当に大きな一発となりました。
横川:そうですね。前半からずっとチャンスがあって、僕にもチャンスが回ってきた時があったんですけど、なかなか点が取れずにピッチャーに迷惑を掛けていたので、何とか最後に点が取れて良かったです。
記者:同点のタイムリーツーベースもありましたよね。
横川:あ、1打席目? あー良かったです、はい(照笑)
記者:この後はどんな働きをしていきたいですか?
横川:結果が出ないときも、ずっと使ってもらっているので、少しでもチームの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います。
星野仙一監督 試合終了後記者会見
横川はタイミングの取りにくい相手からよく打った。
8回高須、9回内村のタイムリーも大きい。
連敗当時より打線が少し上向き。序盤に崩しておけば何の事はないんだが、最後に押し込めたのは収穫と言っていい。
岩隈は徐々に、球数を伸ばしていって欲しい。