7/16 バッファローズ戦 レポート
楽天イーグルスは投打の歯車がガッチリ噛み合い、引き分けを挟んで3連勝。
楽天の先発はルーキー塩見。その塩見が堂々としたピッチングを披露する。五回に後藤にソロホームランを許すも、バファローズ打線を寄せつけない。
打線は三回、草野のタイムリーなどで2点を先制。六回には横川、内村のタイムリーなどで一挙4点のビックイニングを作り、先発塩見を後押しする。
塩見は10個の三振を奪う力投を見せ九回を投げ切り、プロ入り初の無四球完投で3勝目をマークした。
ヒーローインタビュー
■塩見貴洋選手 ヒーローインタビュー
記者:無四球、10奪三振、初の完投勝利となりました塩見投手です! おめでとうございます!
塩見:ありがとうございます!
記者:Kスタ宮城では初の勝利となります。振り返ってみていかがですか?
塩見:守備にも助けられましたし、野手の方も打ってくれたので、楽に投げることができました。
記者:ご自身のピッチングの中で、どの点が良かったですか?
塩見:今日はフォークを低めに集めることができました。その点が良かったと思います。
記者:中4日という難しいコンディションもありましたが、初勝利から間隔の開いた2勝目から連勝となりました。
塩見:え~、草野さんのおかげです!
記者:パ・リーグのルーキーではトップとなる3勝目。21日にフレッシュオールスターもあります。いい形で前半戦を終えることができましたね。
塩見:勝って前半戦を終わりたかったので、良かったです。
記者:多くのファンに捧げたKスタ宮城初勝利。暑い中、駆けつけてくれた皆さんにひと言お願いします!
塩見:熱い声援ありがとうございます! これからも必勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします!
■草野大輔選手 ヒーローインタビュー
記者:先制タイムリーを振り返って、いかがですか?
草野:え~。まず皆さんご声援ありがとうございます。はい。
記者:隣の塩見投手を援護する1点となりました。
草野:え~。いつも塩見のときは、ヒットを打てていないので、申し訳ない気持ちでいっぱいだったので、今日は援護できて良かったです。はい。
記者:草野選手は6月16日以来のタイムリーとなります。
草野:ええっ!!??
記者:久しぶりのタイムリーの感触はいかがでしたか?
草野:いや~、なかなか数字も伸びず、ちょっと悩ましい日々を送っていたんですが…。皆さんのご声援が本当に力になっています。ありがとうございます。
記者:これでチームは今季2度目、最多タイとなる3連勝。この勢いでノっていけると思います。最後にファンの方へひと言お願いします。
草野:残り半分ですね。はい。借金を何とか返していって、上位に食い込めるように頑張りますので。(スタンドを見て)ちょっとお客さんが少ないかなと思いますので、皆さん! お友達に、お声がけしながら球場に遊びに来てください!
■内村賢介選手 ヒーローインタビュー
記者:Kスタ宮城では初のお立ち台となります、内村選手です!
内村:ありがとうございます!
記者:センターの頭上を抜けた瞬間、どんなお気持ちでしたか?
内村:打った瞬間はセンターフライだと思ったんですが、外野が前に出ていたので。皆さんの声援が力となり、打球が抜けていきました。
記者:守備でも良いプレーが見られました。まさに攻守で塩見投手を援護しましたね。
内村:塩見とはよく一緒にご飯に行ったりして、特別仲が良いので、今日は絶対に打ってやろうと思っていました。良かったです。
記者:今日の勝利でオリックスと並びました。この後、千葉ロッテの結果によっては3位タイに浮上します!
内村:明日も勝って単独で3位になれたらいいなと思います!
記者:オールスター前、残り3試合。「Aクラスターン」へ向けて、ひと言お願いします!
内村:今日は暑い中、ご声援ありがとうございました。まだまだ暑い日が続くと思いますが、ファンの方も一生懸命声を出して応援してください! よろしくお願いします!
塩見貴洋選手 試合終了後記者会見
記者:プロ初完投勝利はいかがですか。
塩見:凄く嬉しいです。
記者:立ち上がりから三振が多かったですね。
塩見:いけるところまでいこうと思っていました。フォークボールが練習通りに落ちてくれました。
記者:ストレートがきいてましたか。
塩見:ストレートがインコースに決まっていたので、それを活かしてフォークを使いました。
記者:今日、一番手応えがあったボールはなんですか。
塩見:フォークです。
記者:今までと何が違ったのですか。
塩見:これまではチェンジアップ気味だったのが、今日は落ちるのが早く、バッターがタイミングを取りづらかったようです。
記者:後藤選手に打たれたホームランはどうですか。
塩見:スライダーが浮いてしまいました。安易な入り方をしてしまったし、もっと低めに投げなければいけなかったと思います。
記者:今日、意識していたことは。
塩見:ストライクをテンポよくとることです。ボールが先行したら不利なので。あとは打者にリズムよくいかせないように心がけました。
記者:奪三振は「10」でした。
塩見:そんなに三振を取れるとは思ってませんでしたが、フォークボールが決まっていたので。
記者:6回には大きな援護がありましたね。
塩見:僅差の展開だったので、あれで楽になりました。
記者:これで3勝目です。
塩見:2勝目まで長かったのですが、これで流れが変わってくれればと思います。完投できたことで自信になるし、このまま5勝、6勝と勝っていければいいと思います。
星野仙一監督 試合終了後記者会見
記者:今日は塩見投手の素晴らしいピッチングで勝利をあげましたね。
星野:今日は全員がいい仕事をしたかな、という感じがします。
記者:塩見投手はいかがでしたか。
星野:前の登板で久し振りに勝って、モヤモヤしていたものが吹っ切れたんだろう。いい腕の振りをしていたし、フォークが決まっていた。打線の援護もあったしな。
記者:先制してホームランで迫られて、ビッグイニングで突き放した試合展開でした。
星野:(後藤選手に打たれた)あのホームランはいかん。取ったあとだからな。本人も分かっているだろうけど。
記者:6回は、内村選手が良く打ちましたね。
星野:右(打席)の方は小さいけど力がある。坂口は(ポジショニングが)前過ぎだろ。
記者:これで3連勝ですね。
星野:もう一つ、明日、何とか皆で勝ちたいね。
記者:ロッテ次第ではAクラスが見えてきますが。
星野:そんなことは気にしていない。借金を返すだけだ。