5/21 東京ヤクルトスワローズ戦 レポート
楽天イーグルスはサヨナラ勝ちで、セ・リーグ首位のスワローズに連勝。
楽天は二回、中村の死球、鉄平の安打などで一死二、三塁とすると、中谷のセカンドゴロの間に1点を先制。続く三回には4番山崎が5号ソロを右中間スタンドに叩き込み、リードを広げた。
プロ2勝目を狙う先発の塩見は、一回に連打を浴びてピンチを招くも後続を断ち無失点。2回以降はテンポの良いピッチングでスワローズ打線をノーヒットに封じる。ところが、八回に塩見が一死から連続四球を許して降板すると、2番手の青山が畠山にタイムリーを浴びて1点差とされる。さらに九回は勝利目前でサンチェスが捕まる。二死から連続四球を与えて一、二塁のピンチ。ここで踏ん張りきれず、田中に同点タイムリーを許してしまった。
それでもその裏、一死から安打で出塁した鉄平を一塁に置いて、大廣が2番手・押本の変化球をレフト線に運ぶ。鉄平が好走塁で長駆生還して劇的なサヨナラ勝利を飾った。
大廣翔治選手 ヒーローインタビュー
記者:ナイスバッティングでした!
大廣:ありがとうございます!(大歓声)
記者:今シーズン初安打、プロ入り初打点が今季初のKスタ宮城でのサヨナラを決める一打でした!(大歓声)
大廣:これだけいっぱいお客さんが入ってくれているのに、9回同点に追いつかれてしまったので、何とかサヨナラで決めたいという気持ちでバッターボックスに入りました。
記者:どんな気持ちでバッターボックスに入りましたか?
大廣:被災地も見に行って、そういう光景が目に焼きついているので、何とか頑張って強いところを見せたい、そして一歩も引かずに攻めようという強い気持ちでバッターボックスに入りました。
記者:その攻めの気持ちが乗り移った打撃でしたね。
大廣:ファンの皆さんのおかげで一本打てたと思います。ありがとうございます!(歓声)
記者:鉄平選手がホームに滑り込んだ瞬間、見ていましたか?
大廣:「頼む!」という気持ちで見ていました。鉄平が激走してくれたので感謝してます。
記者:プロ初のお立ち台、眺めはいかがですか?
大廣:ずっとここに立つことを夢見ていたので、本当に最高です!(大歓声)
記者:最後にファンの皆さんにひと言お願いします!
大廣:これからも熱い応援宜しくお願いします!!!
星野仙一監督 試合終了後記者会見
記者:大廣選手がプロ初打点となるタイムリーで試合を決めましたね。
星野:初打点だったのか?(あの場面は)一発いってくれないかなーと心の中で思っていた。もう少し打球が上がればサヨナラホームランだったかもしれないな。
ファームから上がってきたばかりで、良いところで打ってくれたな。
記者:大廣選手は8回に良い守備も見せてくれました。
星野:あれはナイスプレーだ。宮本の鋭い打球を、よく捕った。草野やタケシ(山崎武司選手)だったら、抜けてたな(笑)あれはナイスプレー。
記者:今日の塩見投手の印象を教えてください。
星野:良かったけど、最後のフォアボール、フォアボールで降板したところは、まだ課題だね。完封ペースだったんだけどな。0(ゼロ)でいってたから8回まで行かせたし、あそこを乗り越えれば9回までいってたと思う。ピッチングそのものは、初回以外は良かった。