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2011.05.05 THU
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5/5 福岡ソフトバンクホークス戦 レポート

楽天イーグルスはルーキー塩見の好投で連敗を3でストップ。

楽天は一回、岩崎の立ち上がりを捕らえ、一死二塁から中村、山崎の連続タイムリーツーベースで2点を先制。プロ初登板初先発の塩見に援護点をプレゼント。

その塩見は一回に安打と味方のエラーで無死一、二塁とされるが、落ち着いて後続を断ち無失点。その後は安定した制球でホークス打線に連打を許さず。許した四球もわずか1。6回無失点でリリーフ陣に勝利を託した。

すると打線が終盤に奮起。七回に鉄平の犠飛、八回に山崎のタイムリーツーベースで突き放すと、青山、片山、サンチェスの中継ぎ陣もほぼ完璧な投球を見せ、シャットアウトリレーが完成。塩見がデビュー戦で見事初勝利を飾った。

塩見貴洋選手 ヒーローインタビュー

記者:ヒーローは初登板初勝利を挙げた塩見投手です!
塩見:ありがとうございます。

記者:自らのピッチングを振り返っていかがでしたか。
塩見:コース、コースに決まっていたので、あとは味方の守備に助けられました。

記者:ランナーを背負う場面もありました。特に初回は無死一、二塁で、強力福岡ソフトバンク打線の4、5番を連続三振に仕留めました。
塩見:とにかく腕を振って、思い切り投げようと思っていました。

記者:試合前、『強気のピッチングをしたい』とおっしゃっていましたが、その通りのピッチングでした。
塩見:そうですね。その通りできました。

記者:同世代のピッチャーたちが白星を重ねています。その辺りも刺激になったのでは?
塩見:そのことは考えずに投げました!

記者:チームは3連敗中でしたが、連敗を止めてホーム・Kスタ宮城に戻れます。
塩見:いい形で連敗を止めることができてよかったです!

記者:このマウンドで初勝利。これからが塩見投手のスタートになります。今後に向けてひと言お願いします。
塩見:これに奢ることなく、日々練習して次につなげていきたいと思います!

塩見貴洋選手 試合終了後記者会見

記者:おめでとうございます!ウィニングボールは?
塩見:サンチェスがスタンドに投げちゃったんですけど、お客さんが返してくれました(笑)

記者:今日のピッチングを振り返って、勝因はなんでしたでしょうか?
塩見:思い切っていけた事と、コースを突けた事ですかね。あとは、守備に助けられました。

記者:ソフトバンク打線は一発があって怖い打線ですが、それでもインコースにドンドン投げていきました。
塩見:怖いんですけど(苦笑)、そこを思い切っていかないといけないと思ったんで、思い切っていきました。

記者:早速、初回にピンチを迎えました。
塩見:一塁から山崎さんから「思い切って腕振れ!!」って聞こえたし、思いっきりいきました。

記者:監督には試合後なんて声を掛けられましたか?
塩見:「ナイスピッチング、よくやった」と声を掛けてもらいました。

記者:42年前の今日、星野監督もプロ初勝利を挙げました。
塩見:・・・、え、そうなんですか?

記者:星野監督がドラフトでくじを引いたところから、楽天での野球人生が始まりました。
塩見:チームに貢献できた事が嬉しいです。連敗も止まったんで良かったです。

記者:ウィニングボールはどうしますか?
塩見:家に飾っておきます。

記者:今日は6回でマウンドを降りましたが、まだまだ行けた感じでしたか?
塩見:ペースは考えず、とにかく思いっきり投げました。

記者:キャンプで紅白戦で一度投げて以来、ずっと二軍で過ごしていました。
塩見:勉強になりましたし、体をつくったり、良い期間でした。

記者:自分の中で、早く一軍で投げたいと思っていましたか?
塩見:一軍には良いピッチャーがたくさんいるので、難しいかな?と思っていました。

記者:プロに入って、自信を失った時期はありましたか?
塩見:それは無いですね。

星野仙一監督 試合終了後記者会見

塩見は直球、スライダー、フォークと腕がしっかりと振れていたことが一番だね。
あの打線相手に怖がらず、腕が緩まなかった。

誰が連敗を止めても一緒だが、ただの1勝じゃない。
ビジターで、すごい打線を相手に止めた。
新人が連敗を止めたことを、周囲がどう感じるかが大切だよ。

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