2011.04.30 SAT
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4/30 オリックス・バファローズ戦 レポート

楽天イーグルスがKスタ宮城でオリックスに連勝。今季初の3連勝で貯金を今季最多タイの3とした。

1点を負う楽天は二回、先頭の山崎がライトスタンドにソロホームランを叩き込み、すぐさま追いつく。さらに四球で出塁した高須を二塁に置いて、嶋が勝ち越しのタイムリーツーベースを放ち逆転に成功した。

先発ラズナーは一回に1点を失うなど、序盤から走者を背負う苦しいピッチング。しかし、要所では丹念にコーナーを突いて打たせて取り、ホームを踏ませず。六回途中でマウンドを降りるまでに8安打を許したが、1失点でしのいで先発の役割を果たした。

すると打線が七回一死から松井稼、聖澤の連続ツーベースで1点を奪い、オリックスを突き放す。片山、青山、スパイアーの継投策も決まり、そのまま逃げ切りに成功。ラズナーが2勝目、スパイアーが4セーブ目をマークした。

ダレル・ラズナー選手 ヒーローインタビュー

記者:ナイスピッチングでした!
ラズナー:Thank you very much.

記者:粘りのピッチングとなりましたが、今日の試合を振り返ってみていかがでし
たか?
ラズナー:今日は最高という言葉だけですネ。Kスタ宮城に帰ってきて、2連勝できて本当に最高ダヨ。

記者:中2日のスライド登板ということで、コンディションが難しいところもあったと思います。ランナーを背負う場面もありましたが、よく粘りました。
ラズナー:今日は自分のピッチングというよりも、ブルペンのピッチャーである片山サン、青山サン、そしてバッターの山崎サンと、いつも周りのサポートがあって勝てたと思っているので、今日は皆さんにまた感謝したいと思っているヨ!

記者:まさにブルペンが一丸となって、そしてチームが一丸となって3連勝ということになりました。
ラズナー:ピッチャーもしっかり頑張っているし、バッターも貴重なところで打ってくれているので、このままチームが一つになって勝ち続けて行きたいネ!

記者:今日も多くのファンの方が詰め掛けてくれています。ファンの方にひと言メッセージをお願いいたします。
ラズナー:Kスタ宮城に帰って来られて、非常に嬉しく思っていマス! いつもたくさんのご声援をいただきアリガトウゴザイマス! これからもご声援してクダサイ!(大歓声)

山崎武司選手 ヒーローインタビュー

記者:今シーズン、Kスタ宮城チーム第1号ホームランを放ちました山崎選手です! 同点ホームラン、まずはナイスバッティングでした!
山崎:ありがとうございます。

記者:打球がライトスタンドに吸い込まれた瞬間、どういう気持ちでしたか?
山崎:やはり、Kスタ宮城で1本打ちたいと思っていましたので、非常に嬉しいですね。(歓声)

記者:試合前から、『チーム第1号は自分が打ちたい』とおっしゃっていましたが、その通りになりましたね。
山崎:今日は南三陸町 歌津中学校野球部がこの大変な中、応援しに来てくれました。『今日はホームラン3本打つよ!』とウソを言ったのですが(笑)……。

(スタンドを向いて)まぁ、1本打ったから許してくれよっ! なっ!?(スタンド 笑)
約束を果たしたので、みんなも大変だと思うけど、家族や近所の皆さんを助けてやってくれ! 頼むよ!(歓声)

記者:これで今シーズン、チーム初の3連勝。1勝ごとにチームは支援金を被災地に送ります。これで被災地にまたひとつ、勇気と希望を与えられたのではないでしょうか。
山崎:そうですね。1勝100万円を寄付できますので、1勝1勝積み重ねて多く寄付したいと思います。そのためには皆さまの応援が必要ですので、ぜひ、皆さまご協力してください。よろしくお願いいたします!(大歓声)

記者:これで4月は9勝6敗、貯金3という形で終わりました。今後に向けて最後にひと言お願いいたします。
山崎:今日はどうもありがとうございます! やっぱりKスタ宮城がナンバーワン! 東北に帰って来て、本当にお客さんがいっぱいいる中で野球が出来て、僕たち本当に幸せです。ありがとうございます。これからまだまだ長いシーズンがありますので、選手・ファンの皆さん・そして東北じゅうで盛り上げて行きましょう! ありがとうございました!(大歓声)



■嶋基宏選手 コメント
記者:今季初の3連勝ですね。
嶋:仙台に戻ってきて、良い形で接戦をモノにできているので、良かったです。

記者:2回のタイムリーはどんな気持ちで打席に向かったのですか。
嶋:山崎さんのホームランで同点になり、良い形で繋がってきたので、高須さんを還す気持ちで打席に向かいました。

記者:タイムリーが出てどうでしたか。
嶋:ラズナーが初回に失点を許してしまったけど、早い回で逆転できたし、チームとしてもチャンスでなかなかタイムリーが出なかったので、自分自身、ホッとしています。

記者:接戦を制してチームはさらに強くなっているのでは。
嶋:見ている方々にはもっと楽に勝つところを見せたいのですが・・・。接戦を制すれば力は付くと思いますし、去年は1点差、2点差の試合で負けてしまっていたけど、今年は良い形でモノにできているので良いと思います。中継ぎ陣には感謝しなければいけませんね。

記者:6回、片山投手、青山投手にはどんな言葉をかけたのですか。
嶋:片山は甲子園で打たれてしまっているので、気持ちだけは負けないようにと。青山さんには、今まで先発していましたが、この場面は一人の打者を抑えることに集中して全球全力できてくださいと伝えました。

星野仙一監督 試合終了後記者会見

記者:9回は生みの苦しみというような場面もありましたが、今季初の3連勝です。
星野:生みの苦しみはずっと、始まったときからだよ。今もそうだし、今後も続くんじゃないかな。

記者:リリーフ陣が良い仕事をしましたね。
星野:普段から中継ぎ陣が命綱と言ってるけれど、今日はその象徴だったな。片山はピンチできっちり抑えてくれたし、青山も良いピッチングをしてくれたね。随分助かったね。

記者:青山投手は明日のことを考えませんでしたか。
星野:明日のことも考えたけど、まずは今日のゲームを取らなきゃいけないからね。明日は美馬もいるし、サンチェスもいるので今日は青山に任せました。

記者:青山投手の存在は、ゲームプランを考える上でも大きいですね。
星野:投手はそうだけど、打者がね・・・。そのうち、そのうちと思っていたら、ここまで来てしまったけどね。

記者:2回、山崎武司選手は自打球を受けた後にホームランが飛び出しましたね。
星野:あれで力が抜けたんだろうね。いつもだったら、あれは引っ張ってサードゴロにしてたんだ。上手く打ったし、まさか入るとも思わなかったな。まだまだ若いんだな、あいつ(山崎武司選手)は! 押し込んだから。

記者:嶋選手の決勝タイムリーも大きいのでは。
星野:もちろん大きいよ。打点を上げてくれた選手は本当に大きい! ヒジリ(聖澤諒選手)も本当に大きかったし、メチャクチャ大きいよ!

記者:これからの打線に期待ですね。
星野:もう少しピッチャーを楽に投げさせてあげたいけど、緊張感のある中で試合をやっているからね。9回のスパイアーは、最近、登板間隔が少し空いたからボールが高かったね。さっきも「ゴメンナサイ。ゴメンナサイ」って言ってたよ。

記者:今後も抑えはスパイアー投手ですか?
星野:もちろん! もちろん!

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