試合情報

楽天イーグルスは今季初の延長線を制し、貯金を3とした。

試合は楽天・岩隈と福岡ソフトバンク・和田の投手戦。自身連勝を狙う岩隈は三回までノーヒットと抜群の立ち上がり。一方の打線は和田から序盤毎回走者を出すも、あと一本が出ず無得点。

試合が動いたのは四回。岩隈が連打を浴びて一死一、二塁とされると、カブレラにタイムリーを浴びて1点を失った。それでも打線が粘り、六回に山崎のツーベースなどで一死三塁とすると、和田の暴投で同点に追いついた。その後、岩隈が連打を許さず9回を1失点に封じ、試合は延長戦へ突入。

楽天は十回、福岡ソフトバンクの守護神・馬原を攻め、一死二塁とすると、松井稼が値千金のタイムリーを放ち勝ち越しに成功。その裏、スパイアーがピンチをしのいで逃げ切った。岩隈が2勝目、スパイアーが3セーブ目を挙げた。

記者：ナイスピッチングでした！
岩隈：ありがとうございます。

記者：今日はエース対決で幕を開けました。序盤本当にいいピッチングを見せましたが、どんな思いでマウンドに上がっていましたか？
岩隈：とにかく先制点を取られないようにという思いで投げました。1点取られましたが、いい集中力で粘り強く投げられました。

記者：特に9回、3・4・5番を迎えてのピッチング。惚れました！
岩隈：そうですね（笑）。あそこでランナーを出すわけにはいかないと思いました。とにかく、まずは先頭をしっかり取ろうと全力でいった結果、最後までいい集中力で投げることができました。

記者：そして、粘りのピッチングで9回まで投げて10回。松井稼頭央選手が決勝打を打ちました。あの瞬間どうでしたか？
岩隈：本当に嬉しかったです。みんなで戦って取った1点、もぎ取った1勝だと思うので、とにかく3連戦の初戦を取れたことは大きいと思います。

記者：これで開幕から3カード連続で初戦に勝利です。
岩隈：本当にいいリズムで、いい雰囲気でやれていますので、また明日、明後日と全力で戦っていきたいと思います。

記者：今日含めて6連戦、いい弾みとなったのでは？
岩隈：とにかく初戦（に勝ちたい）という思いがあったので、自分のピッチングができてよかったです。

記者：今日は宮城のファンの方もテレビの前で応援しているかと思いますが、メッセージをお願いします！
岩隈：全力プレーでやっています。この1勝は大きいと思いますし、これからもたくさん勝利を届けたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします！

岩隈は開幕戦の3倍くらい真っすぐに力があり、相手を押し込んでいた。
あれだけの打線を9回ビッシリと抑え、カードの頭を取ったことは価値がある。
ただチャンスは何度でもあったし、4回に許した先制も外野の守備に問題がある。
自分の前に来たボールは絶対に取るつもりで守らなくては。
打線もタケシと稼頭央だけでは、どうしようもない。