試合情報

楽天イーグルスは、投打でファイターズを圧倒し、連敗を2で止める。

イーグルス先発は田中。
立ち上がり制球が甘く入ってしまうところを田中賢、森本に連打されるも、現在打点王の4番小谷野を併殺打に打ち取り、ピンチを凌ぐ。
それ以降、徐々に田中のペースでファイターズ打線を抑え込み、2回、5回、6回を三者凡退に抑える好投。
7回には打撃好調の中田に4試合連続となる1発を浴びるも、崩れることなく要所を締め、終わってみれば無四球、11奪三振で2ヶ月ぶりの完投勝利。

一方打線は、2回表に高須のタイムリーツーベースで先制点を挙げると、その後の3回にも山崎武が2点タイムリーを放ちファイターズ先発・吉川をノックアウト。5回、7回にも追加点をあげ、今日の田中には十分過ぎる7得点で強力援護。

投打でファイターズを翻弄し、連敗で漂っていた嫌なムードを断ち切った。

記者：おめでとうございます！
田中：ありがとうございます。

記者：4連勝のあとの連敗…何かとプレッシャーのかかるマウンドかと思いましたが、いかがでした？
田中：そうですね。立ち上がり硬かったんですが、味方が（序盤から）点を入れてってくれたのでそこから楽に投げれました。

記者：終わってみれば11奪三振無四球です。
田中：そんなに（三振を）取ってたんですか、三振の数は全然わからなかったんですけど、無四球で投げられたのは良かったです。

記者：無四球、今シーズン初めてですね。
田中：初めてです、はい（苦笑）

記者：どうですか、ご自身の今日のピッチングを振り返ってみると？
田中：そうですね、あんまり良くなかったのですけど、スライダーを軸にしっかり投げられたので良かったです。

記者：ファンとしましてはあそこまでいけば完封も（狙えた）というところですが？
田中：そうですね、正直完封したかったですけど、中田君にうまく打たれてしまったので、あそこは本当に悔しいですね。

記者：それにしても（中田選手には）第一打席、第二打席と見事インコースを意識させて押さえましたね。
田中：そうですね、インコース意識させられたんですが。最後は（逆に）そこを狙われた感じで打たれたので悔しいです。

記者：まだまだ中田選手との対戦、この後も続いてきますが今後楽しみになってきました。
田中：（ファンの皆さんが）楽しみにしていただければ、僕もそれに応えられるようにしっかりと投げたいと思います。

記者：さて札幌ドームという場所で初完投ということになりましたが。
田中：クライマックスでは完投したんですが、レギュラーシーズンでは初めてだったので…。完封でいきたかったんですけど（笑）、最後まで投げきれることが出来てよかったです。

記者：あの駒大苫小牧の全国制覇から５年経ちましたが、改めてこの北海道という土地、札幌ドームという場所、どうお思いですか？
田中：やっぱり僕にとって本当に大切な場所ですし、今でもたくさんのこういう暖かい声援を送ってくれるということは本当に幸せなことだと思います。
こういう（特別な）思いはずっと変わらないと思うので、皆さんに感謝して、ピッチングでしっかりとそれを表現できるようにまた頑張りたいと思います。

記者：さて連敗を止めました。今後のチームについて御願いします。
田中：先発ピッチャーは一週間に一回しか投げることができないので、そこでしっかり責任感を持ってチームの勝利に貢献できるようなピッチングをしていくとともに、チームの流れを変えられればいいかなと思ってるので、また仙台に帰って試合がありますけど、（このまま）チームに勢いがついてくれればいいなと思います。

記者：ありがとうございます。見事10勝目を挙げた、田中将大投手でした。

記者：今日は6回は心配なく見る事が出来ましたね(笑)
ブラウン：ハハハ、そうだね。みんな考えていたと思うけれど、6回が過ぎてホッとしたよ(笑)

記者：今日の田中投手についてはどう見ていますでしょうか?
ブラウン：しっかり試合の主導権を握って投げていた。タナーカらしいピッチング。失投も無かった。中田選手のホームランは投げるべきところに投げて打たれたので仕方が無い。

記者：田中投手は最後まで投げさせる予定だったのでしょうか?
ブラウン：タナーカ、イワクマ、ナガイに関しては行けるところまで行ってもらう、というのが基本線。特にタナーカは肩、肘を休ませる事が出来たので、最後まで行ってもらおうと思った。

記者：打線も勝利への執念を見せました。
ブラウン：そうですね。ピッチャーが変わっても、しっかりそれに適応して、対応できたね。