2010.08.04 WED
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8/4 マリーンズ戦レポート

楽天イーグルスはシーソーゲームを制し、8月に入ってから負けなしの3連勝。

先発は長谷部。
初回を4球で終わらすも、いまひとつ安定しない投球で3回、5回に失点を許す。しかし、大崩れすることなく、7回までゲームを作り先発の仕事を果たした。

試合は、3回表に今江のタイムリーツーベースヒットで先制点を許すも、4回裏に草野の2点タイムリーツーベースヒットで2-1と逆転。
しかしその直後の5回表に清田にプロ入り初となる2ランホームランで試合をひっくり返される。
その後、6回、7回とこう着した試合が続くが、8回裏に打線が火を吹きその均衡を崩す。
四球とヒットで1死1,2塁とすると、鉄平がタイムリーツーベースヒット。1塁走者内村が本塁で刺されて同点止まりとなるも、今日3打席いいところがなく「お客さんからの野次で奮起した」と語る山崎武が、レフトスタンドに飛び込む豪快な1発を薮田から放ち、勝ち越しに成功。

最後は守護神・小山がヒットを1本許すもアウトを全て三振で奪いゲームセット。
昨シーズンの8月を彷彿させる勢いで3連勝。

鉄平選手 ヒーローインタビュー

記者:追いかける場面でのタイムリー、打った瞬間どうでしたか?
鉄平:あんまりタイミング合ってなかったですけど、いい所に飛んでくれたんで一安心しました。

記者:長谷部選手が好投する中で追いかける展開でしたが、どんな雰囲気で試合に臨んでましたか。
鉄平:いつもいいピッチングしているのに、僕達が援護出来ないんで、申し訳ないなと思ってたんですけど、今日は最後にひっくり返すことが出来てよかったです。

記者:これで3連勝。去年のは8月を思い出す、そう言った雰囲気になってきてるんでしょうか。
鉄平:去年みたいに沢山貯金が出来るようになったらいいですね。

記者:意気込みを御願いします。
鉄平:野次で発奮するかへこむかはその選手次第だと思うんですけども、意外と聞こえてるんでね、これからも宜しくお願いします。(場内歓声)

山崎武司選手 ヒーローインタビュ-

記者:打った瞬間ベンチもファンも総立ちでしたがどうでしたか?
山崎:ひっさし振りに完璧なホームランでましたね、はい。(場内歓声)

記者:10球目の勝負ということで、1球1球どんなことを考えてましたか?
山崎:がむしゃらにいったんですけども、今日は前半の3打席全く(ダメ)でしたし、3打席目には三振で帰ってきたらちょっと野次がきつくてへこみまして、「もう来年やめろ」って声が(1塁側を指しながら)あそこらへんから聞こえてきたんですよね。(場内爆笑)
それでちょっとへこんで悩んでたんですけども、最後4打席目で意地を見せれたのでよかったと思います。(場内歓声)

記者:粘って粘って最後、インコースのボールでしたが、バッティングとしてはいかがでしたか?
山崎:自分でもびっくりするような打ち方で打てましたので、毎日ああやって打てよって自分で思いましたけど、何とか鉄平が繋いでですね、ホームランを打てたのでほっとしております。

記者:中盤での逆転勝ち、チームにとっても凄く大きなホームランだったと思いますが。
山崎:そうですね、これからもまだまだ暑い夏続きますのでね、連勝しないと借金返済できませんので、なんとか連勝を続けたいなと思います。

記者:意気込みを御願いします。
山崎:野次られるということは、やっとイーグルスも認められたということだと思いますので、大いに野次ってください。
そして叱咤激励してください。そしたら選手も発奮して僕みたいにホームランが打てると思います。
えーみなさん、やさしい応援も宜しくお願いします。(笑)(場内歓声)

マーティー・ブラウン監督 試合終了後記者会見

記者:素晴らしい逆転勝利でした。
ブラウン:序盤はリードを守れなかったけど、鉄平と山崎武司がいいところで良く打ってくれたし、チームにとっても大きな勝利だと思うよ。
8回裏の鉄平の場面は、内村がホームをタッチできずに残念だったけど(結果はホームタッチアウト)、審判が正しい判断をしたと思う。

記者:意気消沈しかねない場面だっただけに、その後の山崎選手のホームランは大きかったですね。
ブラウン:山崎にとっては今年一番の打席だったんじゃないかな。粘って粘って打てるボールを待って、ミスショットをせずに仕留めた。ウチではよく渡辺直人がああいうバッティングを見せるのだけど、山崎が実行したね。素晴らしい打席だったと思うよ。

記者:これで山崎選手は4年連続20本塁打になりました。
ブラウン:特に驚かないよ。それだけの能力を持った選手だと思うからね。最近は逆方向への意識が高く、引っ張りになってないのがいいね。

記者:長谷部投手はいかがでしたか。
ブラウン:コントロールミスや相手のミスもあったけど、積極的に投げていたと思う。長谷部は球威があるピッチャーだけど、コントロールを重視すれば、もっと良いピッチングができるよ。

記者:これでカード勝ち越しです。
ブラウン:選手はずっと一生懸命やっているけど、安定した野球が出来ていなかった。これからは一戦一戦安定した戦いで勝っていきたい。

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