試合情報

楽天イーグルスは接戦を制し、8月連勝スタート。

先発は岩隈。ここ最近、まずまずの内容を残しているが、勝ち星から遠ざかっている。その岩隈は初回を三者凡退で切り抜けるも、2回、3回とランナーを出す我慢のピッチング。しかし4回にマリーンズのクリーンアップを三者凡退で退けると、その裏、打線が奮起する。

2四球でランナーを貯めた後、中村紀が12号3ランホームランを放ち先制点をプレゼント。岩隈は直後の5、6回と続けて失点を許すも、味方が鉄平の犠牲フライ、山崎武のタイムリーで突き放した。

楽天は7回以降、青山、片山とつなぎ反撃を食い止める。最後は小山が一打逆転のピンチを招くも、好打者・今江を空振り三振に斬って取りゲームセット。

岩隈は7月10日以来の7勝目をマーク。
楽天は対マリーンズ戦4連勝を飾った。

記者：きょうのヒーローは好リリーフの片山投手、小山投手です！ まずは片山選手にうかがいます。マリーンズに追い上げられている場面でした。
片山：岩隈さんが辛抱強く投げていましたので、ひとりひとり抑えていくことを考えていました。

記者：その岩隈投手に白星を付けてあげたい。そんな気持ちが投手陣にあったのでしょうか？
片山：そうですね。きのう田中が勝って、きょう岩隈さんが勝てば、チームが勢いに乗ると思ったので。ハイ！

記者：これで8月連勝です！ 去年、夏にチームは快進撃でしたが、片山投手は参加できませんでした。今年の夏にかけるお気持ちは？
片山：去年は全然チームに貢献できなかったので、今年はひとつひとつ任されたところをしっかりやりたいと思います。

記者：きょうは夏休み。子どもたちもたくさん応援に来ています！
片山：多くの方に祝福されたのは嬉しいです！ あしたからも頑張りますので、応援宜しくお願いします！

記者：最後はピンチをしのぎ切りました。
小山：自分で作ったピンチだったので……（苦笑）。

記者：四球のあとに抑えることができました。その辺りが成長なのでしょうか？
小山：いや、もう14年目なので、成長も何もないです……（苦笑）。

記者：このところ好調ですね。ご自身ではどのように感じていらっしゃいますか？
小山：いっぱいご飯を食べてちょっと太り気味なんですが、それが好調の原因だと思います！

記者：去年のチームは8月に勝ち星を重ねました。夏にかける思いをお願いします。
小山：今年も何とかクライマックスシリーズに出られるように頑張りたいと思います！

記者：最終回は小山コールが巻き起こりましたね！
小山：声援が大きすぎて逆に緊張しました！ ありがとうございました！



■岩隈久志選手　試合後囲み会見
記者：田中投手に続いての連勝になりましたね。
岩隈：良かったですね。連勝は大きいですし、チームが勝てば雰囲気も活気づくので、ここからやっていきたい。

記者：マウンドに向かうときは特別な思いがあったのですかか。
岩隈：いえ、特にありませんでした。ただ、昨日、チームで決起集会を開いて、一丸となってやっていこうという話をしていたので、勝ててよかったです。

記者：中村紀洋選手の3ランはいかがでしたか。
岩隈：先制点を取られないように心掛けていたので、嬉しかったです。この後に失点を許してしまったので申し訳なかったと思っています。

記者：ピッチング内容を振り返っていかがですか。
岩隈：ボールは走っていたし、調子は良かったと思います。（ここ数試合）序盤に点数を取られていたので、ランナーを出したときは落ち着くように心掛けたし、ゲームは作れたと思います。

記者：選手会長としてこれからの意気込みを教えてください。
岩隈：チームの状態が悪いわけじゃないし、前半戦は少し噛み合っていなかっただけだと思う。後半戦は気持ちを切り替えて粘り強く、一人ひとりが役割を果たして、チーム一丸となってやっていけば良いと思います。

記者：良い形で2連勝。千葉ロッテ相手にもホーム12連勝となりました。
ブラウン：記録については知らなかったけど、勝つために一生懸命やってるからね。今日は岩隈が良いピッチングをしてくれた。攻撃陣は前半、サポートできなかったけれど、中村紀がいいところで3ランを打ってくれたし、リリーフも抑えてくれたし良い勝ち方ができて良かったね。

記者：田中投手、岩隈投手で連勝ですね。
ブラウン：他の先発ピッチャーにも頑張ってもらいたいね。2人で流れを作ってくれたので、明日からまた勝っていきたいね。