10/7 マリーンズ戦 レポート
楽天イーグルスは投打がかみ合い快勝。2位確定まであと1勝に迫った。
楽天は2回、2死からセギノール、小坂の連打で1・2塁とすると、中谷のタイムリー、レフト・大松のエラー、中村真のタイムリーで4点を先取。楽天は5回に草野のソロで1点を追加。さらに7回にも内村、草野のタイムリーで3点を挙げるなど、効果的に加点した。
先発の永井はマリーンズに3塁を踏ませぬ好投。打線の援護で7回で降板したが、82球、3安打、無四球のほぼ完璧な内容で13勝目をマーク。2番手の川岸も2回をパーフェクトに抑え、楽天が完封リレーで逃げ切った。
永井怜選手 ヒーローインタビュー
記者:今日のお立ち台は、ホームランを含む3打点の草野選手、そして13勝目の永井投手です! まず永井投手からうかがいます。ナイスピッチングでした!
永井:ありがとうございます!
記者:レギュラーシーズンとしては、最後の登板になるかもしれませんが、どんな気持ちでマウンドに上がったのですか?
永井:このKスタ宮城で投げられる喜びを噛み締めながら投げました。
記者:今日は立ち上がりから非常にテンポのいいピッチングでした。
永井:雨が降っているので、早く試合を終わらせたくて(笑)。
記者:確かに終盤からは雨が強く降ってきましたね。そして7回無失点の内容。ご自身ではどのように評価しますか?
永井:クライマックスシリーズに向けて、調整という意味も兼ねて投げたので良かったと思います。
記者:そして頼もしい打線の援護もありましたね!
永井:ホントにいつも助けてもらっています。
記者:まだクライマックスシリーズもありますが、改めて、ローテを守り続けて、自己新の13勝ということになりますが、振り返っていかがでしょう?
永井:苦しい時もありましたが、ファンの皆様に助けてもらった部分があるんで・・・どうもありがとうございました! 今日勝って、(2位確定)マジック1になりましたので、明後日もまた来てください!
草野大輔選手 ヒーローインタビュー
記者:続いて草野選手です。3打点の活躍、ナイスバッティングでした!
草野:ありがとうございます!!
記者:鉄平選手がスタメンから外れ、今日は3番。どんな気持ちで試合に臨みましたか?
草野:そりゃあ、勝つつもりでいつもやってますけども。それよりですねぇ~。台風前の大雨の中、皆さんありがとうございます!!
(場内歓声)
記者:12,000人のファンの方が来てくれました。中盤にはホームランもありました。どんな感触でしたか?
草野:打った瞬間入ったとは思ったんですけどね、はい。それよりも、雨の中ありがとうございます!!
(場内歓声)
記者:7回には2点タイムリーもありました。あの打席はいかがだったでしょうか?
草野:あれも、オマケなんですけど~。それよりも…(雨の中)ありがとうございます!
(場内爆笑)
記者:(ホームでクライマックスシリーズを迎える)2位確定まで、あとマジック1となりました! ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
草野:え~、ちょっと寒いですけども、僕らも寒い中頑張ってやってますんで、温かい声援で励ましてください。お願いします!
野村克也監督 試合後記者会見
記者:今日は雨が予想されただけに、2回の4点が大きかったですね。
野村:そう、今日は雨との戦いだ。そっちの方が心配だった。(試合が)出来てよかったんじゃない。
試合は文句なしの試合だ。今年は2アウトからの大量得点が多いね。これをどう評価するかだ。力か? たまたまか? 「たまたま」にしては、しょっちゅうだよな。少しづつでも力は付いてるのかな? 団体競技は繋がりが大事になってくるから、チームとしての形は良くなってる。力は付いてるととらえていいかな。
記者:下位打線から繋がりますね。
野村:いつも言ってるけど、少しづつ「打順」が「打線」になってるね。
記者:永井投手はいかがですか?
野村:ここ何試合かで投手陣の中では一番安定感があるんじゃない。安心感、安定感が伝わってくる。テンポがいいし、「長い」が「短い」になってる。
記者:クライマックスシリーズに弾みがつく内容でしたね。
野村:ぼちぼち(クライマックスシリーズを)頭に入れながら、逆算していかないとな。3試合だからピッチャーを絞らないと。短期決戦でも日本シリーズと違うから、順番を間違ったら、作戦負けになっちゃうよ。
記者:クライマックスシリーズをKスタ宮城で開催するためのマジックが1になりました。
野村:出来れば明後日決めたいね。最後のソフトバンク戦はファン感謝デーにしたい。