試合情報

楽天イーグルスは中盤の猛攻でマリーンズを圧倒。クライマックスシリーズ進出マジック「13」が再点灯。

楽天は5回、中谷、中村真の連続タイムリーで2点を先制。同点に追いつかれた直後の6回は、無死満塁から草野の2点タイムリーで勝ち越し。さらに、野選、暴投、エラーなど、マリーンズの守備も乱れ、一挙8点を奪った。

投げては2番手の佐竹が、同点に追いつかれた直後のピンチをしのぎ、マリーンズに傾きかけた流れを呼び戻した。佐竹は今季初勝利。

記者：きょうのマリーンズ先発は苦手としている唐川投手でした。
草野：どんなピッチャー来ても何とかみんなで打ち崩して、勝ちに結びつけようと、みんなで一所懸命頑張っていましたので、今日はいい結果になってよかったと思います。

記者：同点に追いつかれた直後の6回、満塁になって迎えたあの打席、どんな気持ちで打席に立ったのでしょうか？
草野：関川コーチから「気楽に行け」と言われていました。ただ最近、僕がチャンスでぜんぜん打てていなかったので、迷惑ばかりかけて申し訳なく思いながら…。何とか1本打ちたいなという気持ちで、打席に立ったんですけど、左ピッチャーからいいヒットが出たので、とても自信にもなりましたし、満足しています。

記者：少し泳ぎながらという形になりましたけれど、そこから大量得点につながりましたね？
草野：そうですね。みんなが、後ろにつなごうという意識が出ているので、とてもいい攻撃ができているのではないかと思います。

記者：Kスタ宮城に戻ってきて連勝です。これからも打線の爆発を期待してもいいですよね？
草野：はい。応援よろしくお願いいたします！

記者：ファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
草野：あと残り試合は少ないんですけど、1試合も落とせない試合が続きます。皆さんの応援がないと僕らも頑張れませんので、変わらずご声援を宜しくお願いいたします！ ありがとうございました！（大歓声）

記者：去年ビジターでのヒーローがありましたが、今季このKスタ宮城では、初めてのヒーローです。ここから眺める景色はいかがですか？
佐竹：気持ちいいです。（大歓声）

記者：6回、同点に追いつかれて、なおも満塁のピンチの場面。どんな気持ちでマウンドに立ったのでしょうか？
佐竹：青山が頑張ってたので、これ以上点を取られたらいけないと思ったので、一球一球、魂を込めて投げました。

記者：そして、フルカウントになりながらも、低めの球で三振に仕留めました。
佐竹：でも、2日前に僕のせいで、札幌ドームで負けましたので、取り戻すために一所懸命投げました。

記者：そして、7回も無失点に抑えました。今季初勝利です。今のお気持はちいかがでしょうか？
佐竹：チームが勝ったのが、嬉しいですね。

記者：そして今日は、西武が敗れました。（大歓声）クライマックスマジック再点灯です！ファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
佐竹：あと残り18試合、一試合一試合、全力で頑張りますので、応援宜しくお願いいたします！（大歓声）

記者：苦手な唐川投手を攻略しての勝利は大きいのではないでしょうか？
野村：おかげさまで！ ありがとうございます！

記者：ベンチから攻撃陣に何か指示を出していたのでしょうか？
野村：何も出してないよ。打撃コーチにお任せだ。途中で円陣を組んで指示を出していたみたい。

記者：6回の勝ち越しは、山崎武司選手のヒットがきっかけになりました。
野村：今日は迷ったというか、思案したのは（6回の）草野の場面で左（投手）が出てきたところだよ。今年は宮出が左に良い働きをしているから、勝負をかけようかと思ったんだ。でも、草野は左対左でも3割以上の高打率を残しているからと打撃コーチが進言してきたので、草野に任せようと。任せて良い打撃をしてくれたね。あそこの決断はポイントになったな。

記者：先発の青山投手は6回途中まで良いピッチングをしていましたが、突如、コントロールが定まらなくなりました。
野村：何なんだろうな？ 急にフォアボール、フォアボールだもんな。今日は（フォアボール）4つ出したんだけど、1イニングに集中するのが良くない。バラバラならまだね。いつも話すけどフォアボールというのは、本当に厄介。不信感を招く最大の要因だよ。ベンチは不安になるし・・・。気が優しいのか、怖がっているのか・・・。

（ベンチに）帰ってきたとき、「怖いのか？」って聞いたんだよ。そしたら、「怖くない」って。まぁ普通、そう答えるよな（笑）。でも、そんなバカな質問もしたくなるよ。

ピッチャーの第一条件は強靭な精神力だ。恐怖感からマイナス思考になり、大事にいこうと消極的になる。逆にいかなきゃ駄目だよ。一流と二流の差はそこだよ。青山にとっては、その辺が課題だ。

記者：今日は西武が負けて、クライマックスシリーズ進出マジックが13になりました。
野村：負けた？ ほーっ。ゲーム差はいくつになった？

記者：4ゲームです。
野村：残り試合が少なくなっている中で、負けてくれるのは助かるな。でも、まだ残り試合は二ケタだろ？ 一ケタになれば、スパートがかかるよ。