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2009.09.12 SAT
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9/12 ホークス戦 レポート

好救援で3セーブ目を挙げた小山

楽天イーグルスは辛くも逃げ切り6連勝。球団初のクライマックスシリーズ進出マジック「19」が点灯した。

楽天は初回、山崎武の34号2ランで先制。5回には渡辺直の犠飛で1点を追加。8回には鉄平のタイムリースリーベース、山崎武のこの試合2本目となる35号2ランで突き放した。

先発の青山は走者を許しながらも、6回途中まで粘りの投球で無失点。ところが6点リードの8回に、中継ぎ陣が捕まる。オーティズ、小久保、松中の3連続タイムリーなど、打者11人の猛攻で1点差にまで詰め寄られてしまった。しかし、最後は小山が何とかホークスの反撃を食い止め逃げ切りに成功。2位ホークスとのゲーム差を3に縮めた。

山崎武司選手 ヒーローインタビュー

ヒーローの山崎武

記者:きょうは2本のホームランを含む3安打4打点。勝利に大きく貢献しました山崎武選手です。おめでとうございます!
山崎武:ありがとうございます。

記者:まず最初のホームランですが、2アウトランナー無しから、その前の鉄平選手が出て、ご自身も2ナッシングと追い込まれてからでしたね。
山崎武:ホームランは考えてなかったのですが、ホールトン投手も真っ直ぐが来てましたので、どうかなと思って振ってみたらたまたま当たりました(笑)。

記者:そのホームランが、大きな大きな記録を作りました。
山崎武:記録までモタモタしてましたので、記録を破ってからは気持ちが楽になりました。そして先制の2ランとなったので良かったです。

記者:偉大な門田さんの記録を抜きました。
山崎武:僕らにとっては手の届かない先輩なので・・・。あまりピンと来てないのですが、記録上抜けたということで非常に嬉しいです。

記者:そして2本目のホームラン。振り返ればあのホームランが無ければどうなっていたかという展開となりました。
山崎武:当てただけだったのですが、なんとかボールが引っ掛かってホームランになってくれました。

記者:そして、ライオンズが敗れましたので、ついにクライマックスシリーズ進出へのマジックが点灯しました。
山崎武:本当に厳しいゲームが続いて、ライオンズとうちが連勝してましたので、一つも負けられない状態でした。
なんとかクライマックスマジックが点灯したのは嬉しいですね。でも連敗すればすぐ消えてしまうので、油断はできないですが、一先ず点けられたのは大きいですね。

記者:連勝が6まで伸びました。逆にホークスの連敗は4です。もう(2位ホークスと)3ゲームです。背中が見えていませんか?
山崎武:後ろのことばかり気にしてても仕方ないので、上を目指してやっていきたいです。せっかく(カード)2連勝できたので、あしたは何とかエース・杉内投手を攻略したいです。

記者:球団史上初のクライマックスシリーズ、地元で開催という夢もあると思います。
山崎武:やはり地元開催は一番ファンが喜んでくれると思いますので、なんとか2位通過したいですね。

記者:最後に応援してくれているファンの皆さんにメッセージをお願いします。
山崎武:残り24試合、ここからが勝負ですので、ファンの皆さんと一緒に頑張りたいと思います。応援宜しくお願いします!

山崎武司選手 試合後コメント

試合後、記者と談笑する山崎武

記者:ついに大先輩の記録(41歳シーズンのホームラン記録)を抜きました。
山崎武:モタモタしてて、「もう打てねぇ~んじゃないか」とさえ思ったけど、そういう中であそこで打てたのは大きいね。

記者:1打席目はいかがでしたでしょうか?
山崎武:2球目振り遅れて2ストライクになって、「また振り遅れて三振かな?」って思ったけど、高い球来てバット出したら(スタンドへ)行っちゃったね、ハハハ(笑)。

記者:真っ直ぐを待っていたんですか?
山崎武:もうあの場面は真っ直ぐとスライダー両方待ってたら無理だから、真っ直ぐを待っていて「スライダー来たらゴメンなさい!」って(笑)。真っ直ぐダメなら三振で帰ろうと思ってたら、当たっちゃった。

記者:二本目は?
山崎武:感触あったけど、フェンス直撃くらいかなって思ってたけど。ドーム様様だね(笑)。

記者:西武の中村選手とホームランが二本差になりました。二本差になったら(ホームラン王を)狙おうと言う気持ちも出てくるんじゃないですか?
山崎武:いやいやいや(笑)。でも、今日二本打てたのは大きいよね。勝ち負けは別として、自分の中でもね、あきらめていたのがここまで来たからね。とりあえず並べるようにがんばりますよ。

記者:この球団の1年目からプレーして、1年目の当時から考えれば9月のこの時期にチームがこの位置にいるのはいかがでしょうか?
山崎武:1年目の事を考えれば、二軍のオールスターにも負けるであろうチームだったから(笑)、そう言う意味では成長したなと思うけど、まだまだマジックが点いたと言ったって消える可能性もある訳だから、まだまだ油断できないね。

記者:やっていて若い選手がこう言う厳しい戦いを経験するのって、競り合いに強くなっているのかなって気がしますけど。
山崎武:リーダー的存在が出て来ないとね。鉄平や草野あたりが引っ張ってくれるとなったらね、もう一皮むけると思うけど。草野はまぁそんな感じになってきたけど、鉄平はちょっと不思議なところあるし(笑)、まだそんな感じじゃないかな。

野村克也監督 試合後記者会見

山崎武を労う野村監督

野村:(帽子が斜めになって入ってきて)お待たせ! 疲れるな…。楽天野球から早く脱皮したいよ。

記者:先制、中押しときて、8回山崎武選手の2ランでダメ押しと思ったんですが…。
野村:こんな展開は楽に6対0で終わっているでしょ。せいぜい6対1までだよ。まあ、本当に連日、脚本家ばっかり育つな。いい脚本家がいるよウチは。テレビ局で使ったら? 面白い脚本書くかもよ。

記者:小山投手がよく反撃をしのぎましたね。
野村:一番期待していないのが一番良い内容だよ。もう覚悟は決めてたけどね。残り試合も少ないから、先発の中から誰か7回以降のセットアップ・ストッパーを作ったほうがいいかもな。それは相談なんだけど…。先発ローテーションの中で一番っていったらマー君しかいないんだけど。マー君が後ろにいってくれればやりやすいわね。

記者:きょうの青山投手は良かった?
野村:川崎へのフォアボールはいかん。ああいうところですよ、やっぱりね。もうひとつポジションが取れないっていう。我々ばっかりに不安を与える。

“イニングの先頭バッターを絶対抑える、出してはいけない”というセオリーがあるじゃない。で、出した…。そうするとその次の打者っていったら、もう100%、もっと出せないわけだよ。それをフォアボールで出す、というところに彼の問題点があるわけだよ。急にストライクが入らなくなる。

記者:打線は山崎武選手が2本のホームランを打ちました。
野村:初回のホームランは効果的だったね。やっぱり先制するとバッテリーがやりやすくなるから。

記者:西武が敗れてCSマジックが点灯しました。
野村:西武負けたの? どこに負けたの? オリックス? うぇ~?

岸はちょっとおかしいな最近。計算通りにいかないんだよ。渡辺監督も岸だから手堅く勝ちだと思っているんだろうけどね。まあ、よそのピッチャーだからどうでもいいけど。

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