8/23 バファローズ戦 レポート
楽天イーグルスは4カード連続の勝ち越しで3位を死守。今季バファローズ戦の勝ち越しを決めた。
楽天は先発・長谷部が崩れ、序盤で4点を追う苦しい展開。しかし、6回に打線が爆発。1死から中村真のヒットを皮切りに、嶋のタイムリー、高須のタイムリーツーベース、リンデンのタイムリーで同点。さらに鉄平が3ランを放つなど、打者12人を送る猛攻で一挙7点を奪った。
終盤にバファローズの反撃に遭うも、川岸が好リリーフ。最終回には福盛が1点差とされたが、辛くも逃げ切った。
ヒーローインタビュー
■トッド・リンデン選手 ヒーローインタビュー
記者:きょうの先頭打者ホームラン、あのバッティングを振り返っていかがですか?
リンデン:チームが勢い付けばいいなと思いながら打ったので、エキサイトしたヨ!
記者:チームは一度リードを許しましたが、6回に7連打の中で同点タイムリーヒットも放ちました。
リンデン:このチームはID野球と言われるだけあって、裏で対策ができているんだ。それに従って、いい結果が出せたと思っているヨ!
記者:今日は左右両打席でのナイスバッティングでした。
リンデン:(日本語で)アリガトゴザイマシタ!
記者:このKスタ宮城のファンの声援はいかがですか?
リンデン:最高のファンだヨ! これからもKスタ宮城に足を運んで、僕らのことをサポートして欲しいネ。
■鉄平選手 ヒーローインタビュー
記者:渡辺直選手がつないで、ランナー1・2塁の場面で迎えた6回の打席でした。どんな気持ちで、バッターックスに入りましたか?
鉄平:みんなが、粘ってつないでくれて…。その気持ちというか、波に乗ってやっただけなので、ここだけは頑張ろうと打席に入りました。
記者:それにしても、ここ一番で素晴らしい当たりのホームランでした。打った感触は?
鉄平:完璧だったんですけど、思いのほか(スタンド)ギリギリだったので、ビックリしました(笑)。
記者:本当にチームにとって貴重な3点が入りました。
鉄平:勝ち越しですからね。あの~、ここ数日あまりいいところで打てなかったので、こういう意味のある場面で打てて良かったです。
記者:先日、24試合連続ヒットが止まりましたが、その後11試合連続ヒットです!
鉄平:きょうみたいに1本でもいいので、貢献できるヒットが打ちたいので、それが続いていけばいいなと思っています。
記者:ちょっと気が早いのですが、ファンの皆さんも鉄平選手の首位打者を期待していると思います。
(場内大歓声)
鉄平:ちょっと早いので、温かく見守ってください(笑)。
記者:ファンはクライマックスシリーズを期待していると思います!
鉄平:すごい長い試合で、応援する方も疲れたと思うんですけど、僕たちも疲れました。(場内爆笑)
こうやって勝ちを拾っていければ、報われると思いますので、皆さんと一緒に頑張っていけたらと思います。ありがとうございました!
(場内大歓声)
■渡辺直人選手 ヒーローインタビュー
記者:最後は厳しい打球が飛んできて、ビックリしたと思いますが?
渡辺直:ヒヤヒヤさせて、すみません…。(場内笑)
記者:今日は2安打2盗塁。3打席出塁して、全部ホームに還ってきました。
渡辺直:僕の後ろを打つバッターが必ず還してくれると信じてるんで、どんな形であろうと、塁に出ようといつも思っています。
記者:リンデン選手が出て、そして渡辺直選手。そのあと鉄平選手。この1、2、3番で8月はいい流れが出来ていますね。
渡辺直:この調子で行きたいと思います。
記者:これで、8月の勝ち越しが決まりました。さらに、4カード連続の勝ち越しです。いい流れですね?
渡辺直:目の前の試合を、一勝一勝積み重ねて行くだけなんで、勝つことしか考えていません。
記者:4時間を越えるゲームでしたが、たくさんのファンが残ってくれました。また、夏休み最後のホームゲームでもありました。最後に子供たち、イーグルスファンにメッセージをお願いします。
渡辺直:皆さんと一緒にクライマックス絶対に行きたいと思います。これからも温かい声援、宜しくお願いします!
(場内大歓声)
野村克也監督 試合後記者会見
野村:はぁ~~。
記者:最後の場面はよく1点で凌ぎましたね。
野村:勝ちに不思議の勝ちありだよ。今日はそれに尽きるだろ。ライナーは正面に飛んで、“ツキ”以外何ものでもないよ。
それにしても、ウチのチームは脚本家が多いね。どうしても、こうも面白くするんだ?
しかし、よく追いついて逆転したね。
小さい投手(長谷部投手)は、どうなってんだ? 小さい投手は「クソッタレ!」ってガッツがあるもんだけどな。何て言ってた?
記者:まだ聞けてません。
野村:何て言うか楽しみだな。
記者:今日のような試合を勝ったのは大きいのでは?
野村:チーム力から言えば、勝つこと自体不思議なんだよ。そういう状態じゃない。まだまだ経験を積んでいくチーム作りの真っ只中なんだから。少しづつではあるけど、野球ができるようになってきてはいるけどね。
記者:明後日から埼玉西武戦に気分よく臨めますね。
野村:それは負けていくより、勝った方が気分良く挑めるけどね。
2勝1敗のペースで行くのが理想だよ。連勝するに越したことはないけど。まずは初戦を取れば、戦いやすくなる。