8/12 ホークス戦 レポート
先発の藤原が粘りのピッチングで自身2連勝。
楽天は3回、2死1塁から渡辺直のタイムリーツーベースで先制。続く4回にも宮出の犠飛で加点。1点差とされた6回には、野選と宮出のこの試合2本目となる犠飛で突き放す。その後もリンデンの7号ソロでダメ押し点を奪った。
先発の藤原は、初回、2回と立て続けに満塁のピンチを迎えるも、後続を断ち無失点。7回までにプロ最多の128球を要したが、失点は5回の犠飛のみ。粘り強くしのぎ、2連勝を飾った。
宮出隆自選手 ヒーローインタビュー
記者:おめでとうございます!
宮出:ありがとうございます!
記者:初めてのお立ち台です。ライトを守っていて白いジェット風船が上がった勝利の瞬間、いかがでした?
宮出:やっぱり試合に勝ちたいと思ってやっているので、やっぱ勝てるとすごく嬉しいですね。
記者:最初の犠牲フライのシーン、3塁ランナーは山崎武選手でした。どんな思いで打ちましたか?
宮出:出来ればヒットを打ちたかったんですけど、最低限の仕事はできたかなと思っています。
記者:打った球はなんだったでしょう?
宮出:真っすぐです。
記者:2打点目の犠牲フライはエラーが絡みましたけど、いかがでした?
宮出:あれは、2ストライクノーボールだったんで、ここも、最低でも犠牲フライでという気持ちで、
一番甘い球がきてくれました。
記者:すっかりもう、左キラーになりましたね?
宮出:いえいえ、全然そんなことないです……。きょうはヒットを打っていませんので、ここに立ってるのが恥ずかしいくらいです。
記者:春先から比べて、バッティングも非常にいいように見えるのですが。
宮出:春先に比べると、だいぶ仙台にも慣れまして、リラックスして打席に立てるようになれました。
記者:Kスタ宮城の雰囲気はいかがでしょう?
宮出:お客さんはすごく温かいですし、熱いなー! って印象です!
(場内大歓声)
記者:恒例となりました、Kスタ宮城初お立ち台、自己紹介をお願いします!
宮出:えー、ヤクルトスワローズから来ました宮出です!(場内大歓声)
すいません! ここに立つのが8月という時期になってしまいましたが、まだいいところを狙えるんで、一所懸命、頑張りたいと思います!(場内大歓声)
藤原紘通選手 ヒーローインタビュー
記者:ルーキーで2連勝、しかもKスタ宮城で初のお立ち台、藤原投手です。おめでとうございます!
宮出:ありがとうございます。(場内大歓声)
記者:ファンの皆さんと万歳をした気持ち、いかがでした?
藤原:やっぱり、この大勢のお客さんの前で万歳できてすごく嬉しいです。(場内歓声)
記者:前回、準完全で勝ち、きょうは苦しんだ中で2連勝。今の気持ちはいかがでしょう?
藤原:相手より先に点を取られないようにと思って投げたんで、その結果勝ててよかったです。
記者:1、2回と満塁のピンチでした。よくしのぎましたね。
藤原:自分で出したランナーだったんで、どうにかして防ぎたいなと思って必死で投げました。
記者:終盤になって落ち着きが見えたような気がしたんですが?
藤原:そうですね。逆に開き直ることが出来たんで、それがよかったのかなと思います。
記者:これで藤原さんも波に乗っていけそうですね!
藤原:連勝できたので、これからも勝てるよう頑張っていきたいです!(場内歓声)
記者:一球一球に歓声が上がるKスタ宮城の雰囲気はいかがでした?
藤原:最高です!
記者:恒例となりました、Kスタ宮城初お立ち台の自己紹介を御願いします!
藤原:1年目の藤原です! 次も勝てるように頑張ります!(場内大歓声)
記者:残り49試合になりましたが、どんな形で貢献していきますか? メッセージをお願いします!
藤原:自分の任せられた仕事ができるように、自己管理をしっかりやって頑張っていきたいなと思います。
記者:最後に宮出選手、残り49試合、ファンのみなさんに熱い決意をお願いします!
宮出:まだいいところを狙えますんで、ファンのみなさんと8月、9月を熱くしていきたいなと思います。
宜しくお願いします!(場内大歓声)
野村克也監督 試合後記者会見
記者:藤原投手は、初回の判定が有利に働きましたね。
野村:んんっ? そんなのあったか?
記者:満塁の場面で・・・。
野村:ああ、そうか、あれがあったな! たまにはいいだろ? 10回のミスジャッジがあったら9回はウチが不利だからな。
記者:藤原投手は準完全試合の次の登板で、今日は大事な登板になったと思うのですが。
野村:この前は完璧だったから、続くかなと思ってみていたけど、波があるね。1回が全てだった。
記者:後半はリズムを取り戻してました。
野村:1回を除いては安心して見ていられたよ。
記者:打つ方は、内村選手が牽制アウトで嫌な流れになった時に、貴重なタイムリーが飛び出しました。
野村:いつまでもボーンヘッドがなくならないな。これがなくならない限り強くなっていかない。もっと自主的に状況を判断して、相手の油断を突くことができればいいけど。
何であんなことしたんだ? って聞いたら、佐竹コーチに「行けたら行け」って言われたらしいんだ。だから、無責任な指示を出すな、もっと具体的な指示を出せって言ったんだけど、内村あたりはまだ(自分で判断する)そのレベルじゃない。「行けたら行け」って指示のようで指示じゃないよな。
記者:それでも、ミスを帳消しにするタイムリーなど、小刻みに追加点を加えていきましたね。
野村:ピッチャーがしっかりしているから攻撃に集中できる。当たり前のことなんだけど、ピッチャーが主導権を握って試合のリズムを作っていくんだ。良いリズムが続いているので、続けてもらいたいな。