試合情報

楽天イーグルスは、藤原の好投も報われず8連敗。5位に後退した。

楽天は3回、1死3塁から、セギノール、山崎武が連続タイムリーツーベースを放ち2点を先制。初勝利を目指すルーキー藤原に援護点をプレゼント。

その藤原は、140キロ台後半のストレートと変化球を巧みに使い、4回までパーフェクトピッチング。5回に自らのエラーで“完全”はならずも、続く6回も無難に切り抜ける。しかし、7回1死から堀にツーベースを浴びて初ヒットを許すと、その後、セカンド草野のタイムリーエラーで1点差とされる。鉄平のソロで2点差とした8回には、ベニー、今江に連続ツーベースを浴びて再び1点差とされ降板した。

継投で逃げ切りを図る楽天は、またも中継ぎ陣が誤算。3番手有銘が田中雅にタイムリーツーベース、大松に押し出し四球で逆転を許すと、続く福盛も踏ん張れず8回に6失点。

楽天は直後に、山崎武の通算1500安打達成となる2ランで追い上げるも、反撃はここまで。

記者：1500安打達成、おめでとうございます。3回は良い形でのタイムリー、そして最終打席はホームランで決めたいと言っていたところホームランで決めました。
山崎：「1500本目をホームランで」と今日の練習時に冗談で言っていたけど、本当にそれが出来て嬉しいです(笑)。23年目で1500って少し遅いのかなぁ、って気もしますが、逆に23年の積み重ねでできたんだと言う思いもあります。

記者：改めてホームランでその節目を決めた感想を教えて下さい。
山崎：まず、このKスタ宮城で1500本目と言うのが自分の中での目標だったのですが・・・、西武戦で決めたかったのですが、一本も打てなくて・・・。区切りに自分らしくホームランで決めたいと思っていたので嬉しいですね。

記者：完璧な当たりでしたが、感触はいかがでしたでしょうか?
山崎：快心の当たりでした。ただ、チームがこう言う状況なので、嬉しさ半分と言ったところでしょうか・・・。

記者：1500本の次は?
山崎：2000本は歳も歳なんで(笑)、半分あきらめていますが、歴代の先輩達の記録と見比べながら「この人抜いた!」と楽しみながらやりたいと思います(笑)。本塁打、打点も節目が近いので、もちろんそこも目指して行きたいと思います。

記者：思えば楽天イーグルスに来る前は、野球を辞めようとしていたと言う時期もありますが。
山崎：イーグルスへ来て1000本安打を打って、その後また500本打ったんですね。拾ってもらったイーグルスにはこれからも恩返ししながら野球をやりたいと思います。

記者：最後にファンへメッセージをお願いします。
山崎：8連敗と言う事で、ファンの皆さんをガッカリさせてしまっていますが、これからも毎日試合がありますので、何とか3位以内に入ってクライマックスシリーズに進出できるように頑張ります。

記者：序盤はいい流れでした。
野村：今日の藤原は良く投げたね。ノーヒットノーランをやるんじゃないかって思ったぐらい、安定したピッチングだったね。

魔の8回だ。8回は何かがある。本当は完投して欲しかったんだけど、7回で足がつったって言うんだ。とりあえず投げてみろって出したんだけど、ベニーに2ベースを打たれて代えざるを得なかった。どうにもならないよ。

記者：ルーキーの頑張りを、リリーフ陣で守りたかったと思うのですが。
野村：7回以降のピッチャーがいないからね。先発するピッチャーは完投する気持ちでいってもらわないと。