試合情報

楽天イーグルスは好投の田中が終盤に捕まり、ライオンズに大敗。4連敗となった。

楽天は2回、ツーベースの草野を2塁に置き、憲史が左中間へタイムリーツーベース。ライオンズのエース涌井から1点を先制。5回にも1･3塁から意図的に挟殺プレーを作り、3塁走者を生還させて追加点を奪った。

先発・田中は5回まで毎回走者を背負うも、要所で変化球を効果的に使い無失点。6、7回は三者凡退に抑えた。しかし8回に突如捕まる。1死から中島に安打、盗塁を許すと、続く中村にバックスクリーンへ叩き込まれ、試合を振り出しに戻される。さらにG.G.佐藤にタイムリーツーベースを浴びるなどでまさかの4失点。逆転を許した。

楽天は9回にも2番手の青山がつるべ打ちに遭い、終わってみれば大量の11失点。借金は今季最多タイの3となった。

記者：今日の田中投手はいかがでしたか？
野村：（8回は）ホームランバッターにホームランを打たれる球を放ってる。あそこまで飛ばさるということは、投げた方が悪い。逆風だよ。

記者：配球の問題ですか？
野村：どういうつもりで投げているのか分からないけど、余計な意識が入ってるよ。

記者：5回は足を使って攻撃で得点しました。
野村：打てないから、ああいう感じで取るしかない。あれが精一杯だよ。

それよりも、同点ホームランを打たれた後、勝ち越し点を許した方が問題だ。不運もあったけど、ボールが高いから、（野手の）間に落ちるんだ。

変化球は低くが基本だ。高めに放るから打たれるんだ。随所に甘いよ。オーロラビジョンに映るのも見ると、打ち取っていても、ほとんど真ん中じゃん。風で助かったのもあったしな。涌井との差はそこだ。