6/27 バファローズ戦 レポート
楽天イーグルスは、バファローズ投手陣を打ち込み11得点の快勝。勝率5割に乗せた。
3点を追う楽天は3回、鉄平の今季1号ソロ、草野のタイムリーで1点差に迫る。2点差とされた6回には1死満塁から代打・憲史の犠牲フライ、鉄平のヒットがタイムリーエラーを誘い同点に追いつく。勢いに乗る楽天打線は続く7回に、山崎武の2点タイムリーツーベースで勝ち越しに成功。さらに代打・藤井の1号3ランで突き放した。8回にも平石にプロ初となる2ランが飛び出しダメ押し。
楽天は先発・永井がピリッとせず序盤でノックアウトされるも、2番手以降の投手が踏ん張り逆転勝利につなげた。2回1/3を無失点に抑えた青山が今季初勝利をマーク。
山崎武司選手 ヒーローインタビュー
記者:決勝のタイムリーを放った山崎武選手です。草野さんが死球が受けて少し両軍がエキサイトする場面もあったかと思いますが、あそこはどういう気持ちで打席に向かったんですか?
山崎武:いずれにしても厳しい投球内容でしたので、「フォアボールか何かかな?」と心の準備を持って臨んだんですけど、なんとか打ててよかったなとホッとしています。
記者:その準備がしっかり出来ていたから、やはり初球から対応できたのでしょうか?
山崎武:そうですね。香月投手は両サイドのコーナーワークが上手なピッチャーなので、アウトコースに来ると信じて、いい打球が反対方向に出ましたね。
記者:あの山崎武さんのタイムリーから、終盤は物凄い攻撃でしたね。
山崎武:そうですね。藤井が3ラン、平石がプロ入り初ホームラン。そういう意味ではいい展開でした。昨日ああいう形で負けてますからね。ホント、今日は勝ってよかったと思います。
記者:ベテランの山崎武さんからご覧なっても、若手の活躍が心強かったのでは?
山崎武:若い選手がどんどん活躍すると、僕らも仕事がなくなってしまいますけど…(笑)。何しろ勝たなきゃいけないので、出た選手が働いてくれればいいし、それが勝ちに繋がると思いますね。
記者:すぐに勝率5割に戻しました。また明日大事になってきますね。
山崎武:何とかここは勝ち越して、また次に繋げたいですね!
野村克也監督 試合後記者会見
野村:(会見場に現れるや否や)なんちゅう試合や! ほんまに……。ふぅ~。プロのレベルじゃないのが投げるからこうなるんだろうな。
記者:よく同点に追いつきましたね。
野村:まあ、攻撃のほうは4点のハンデをよく跳ね返したよな。まあ、負けパターンだったけど。
記者:7回の勝ち越しは、草野選手のデッドボールのあとの初球でした。
野村:う~ん……。藤井はいい仕事したわ。バックスクリーンだもんな。ビックリするわ。フッ!
記者:今日出たホームランは全て、それぞれ今シーズン第1号でした。
野村:はっはっは。そうなの? プロ入り第1号ちゃうんかい。
記者:プロ第1号は平石選手です。
野村:平石? あっそう。ホームラン打たないのが打つと良くないんだよね。スランプが始まる。夢を追うからね。マイナス思考の俺としてはその辺が心配。
記者:2番手の川井投手、3番手の青山投手がよく粘りましたね。
野村:(永井は)なんなんだろうね。調子が悪いとかで片付けられないような内容のピッチングでしょ。フォアボールいくつ出したの?(実際には1死球)それであんなになればボッコンボッコン打たれるわ……。何安打打たれたの? 6安打で4失点? まあ、キャッチャーも悪いけどな……。
記者:今日は打線が助けましたね。
野村:今日は打線に尽きる。山崎武のタイムリーも効いたね。その後(藤井選手の)3ランでしょ。
記者:明日勝てば誕生日は貯金で迎えられますね。
野村:フッ、貧乏性に生まれているから、あまり期待はしていない……。