試合情報

楽天は5時間に渡る延長戦を制し、球団初の開幕3連勝。中村紀が初本塁打・決勝タイムリーを含む5打点と、勝負強さを見せた。

楽天は、セギノールのタイムリー、中村紀の移籍後初となる2ランで3試合連続初回に先制点。4回にも併殺の間に1点を加える。

しかし、初先発のラズナーが4回に突如捕まる。1死からスレッジに2ランを浴びると、6連打を含む7安打を集中され、一挙6失点。逆転を許した。

1点のビハインドで迎えた9回、楽天は鉄平のツーベースなどで1死2塁とすると、中村紀が貴重なタイムリーを放ち、土壇場で同点に追いつく。延長11回には1死2塁から、またも中村紀がタイムリーツーベースを放ち、勝ち越しに成功。さらに牧田のタイムリーなどで計3点を奪った楽天が試合を決めた。

記者：5時間にわたる大熱戦でしたが、今の気持ちは？
中村紀：先制したのですが、嫌な形で後半戦を迎えて、それでも1点づつ積み重ねて、開幕3連勝を飾れて良かったです。

記者：11回の勝ち越しの場面はいかがでしたか。
中村紀：打つ前に顔付近にボールがきたので、闘争心が湧いてきて「何とか打ったる！」という気持ちになりましたね。

記者：見事なタイムリーでした。
中村紀：昨日、開幕戦と勝っているので、今日負けると意味がないというか、今日の勝利は大きいと思います。

記者：今日は5打数4安打5打点の活躍。移籍後の初ホームランも出ました。
中村紀：気持ち良かったですよ。1本出たので、これからは気楽にいけそうです。

記者：見事な開幕3連勝でチームの雰囲気はいかがですか。
中村紀：勝つために楽天イーグルスに来たので、必死にやってます。

記者：今後の目標は。
中村紀：チーム一丸となって、このまま勝つことだけを意識して頑張りたいと思います。

記者：個人的な目標は。
中村紀：精一杯やって、野村監督を胴上げできるように頑張ります！

記者：凄い試合でした。
中村：負けたら全然意味が無くなるんで、「何としても勝ちたい」と言う気持ちが打たせてくれました。

記者：昨日良い形でタイムリーが出た事で楽になったとおっしゃっていましたが。
中村：そうですね、一本出た事で自分のバッティングができたと言うか、何も考えずに打席に入れたんで、それが素直にバットが出たと言うか、良かったと思います。

記者：ホームランも難しい球だったのでは?
中村：そうですね、ほとんどボールだったんですけど、うまくさばけましたね。一本出ましたからね、ホッとしています。

記者：新しい球団で最初の一本が出たましたね。
中村：試合の展開の中でも良い形で出たので。勝てて良かったです。

記者：最後の決勝タイムリーの前には、危ないボールも来ました。
中村：あれはビックリしましたけどね。まー、あれで逆にリラックスできたと言うか、何とかしてやろうと言う気持ちになりましたけど。

記者：一打席目は何も考えなかったとおっしゃいましたが、逆に一発狙っても良い場面でしたが、狙ったのでしょうか?
中村：いやぁ、別に狙った訳じゃないですけど、ボールも高めだったので、自然にバットが出て、ボールが上がってくれました。

まぁ、打つ事が一番大事なんで。今日はチャンスで打てましたし。

記者：札幌ドームでの3連勝はチーム初です。
中村：あ、そうですか?いやぁ、勝てる時に、勝たないと。今日の勝ちは大きいと思います。

何とか勝つためにここに来ましたんで、何とか勝てるように、一本でも多く良い場面で、今日みたいな活躍ができればと思います。まぁ、そうは簡単に行かないかもしれませんが。

記者：最後の場面ですが、1塁が空いていたので歩かされる感じはしませんでしたか?
中村：彼(坂元投手)からあまり打っていないと思うので、勝負かなとは思いましたが。

記者：ちなみに、(試合が長引いたため)今日仙台に帰るはずが、帰れなくなってしまいましたが･･･。
中村：(豪快に)あー、僕のそうですね～!(笑)
(報道陣笑)

まー良い形で仙台に戻れますんで(照)

記者：次はいよいよホームです。
中村：そうですね。まずホーム初戦なので、元気な姿をファンの皆さんに見せて、何とか勝ってみんなで喜びたいと思います。

野村：(今日もウィンニングボールを片手に)また貯まったよ(笑)。選手が持ってくるウィンニングボールが。勝ちましたよ、疲れたねぇ･･･(汗)

今日も勝ったと思ったら危ない･･･。4点差を簡単に引っくり返される。

皆さんどう思う、この3連勝?

記者：まさかの･･･
野村：「まさか」かぁ･･･、失礼な(苦笑)

4点取ってすんなり行かないのが反省。楽に3連勝と行かない･･･。勝って兜の緒を締めないとな。殴った方は忘れても、殴られた方は覚えている。

(すかさず試しに、横にいた記者に冗談でワンパンチ!)

記者：これは忘れませんね･･･(苦笑)
(報道陣爆笑)

野村：みんなが(ウィンニング)ボールをくれる、140個貯まる。

記者：それより1500勝が近いです。
野村：あと9か?

「勝ちに不思議の勝ち有り」だね。今日はラズナーが大誤算。技巧派で、スピードの無いピッチャーは怖いわ。集中打を浴びてしまう。スイスイ、何とか5回もってくれと思っていたけど、あっけなく崩れちゃう。4点取ってもらって、最高の展開だけどね。

(仙台に)帰るつもりが、帰れなくなったよ(笑)


鉄平が良い仕事をするね。鉄平とセギノールは(打順を)離した方が良いかねぇ?どう思います?

鉄平が進塁打の後、(セギノールが)三振する･･･。鉄平の出塁率が高いけど、セギノールで切れる･･･。中村(紀)が4番の方が良いかなぁ?

(改めて気持ちを込めて)中村、良い仕事してくれるねぇ～!しかし、見事なホームランだったねぇ。ちょうどオレの席から見えるんだけど、ポール際に白球が飛んで行く景色は良いよ。

11回にベンチから打席に向かう前に、オレの顔を見て来たから、「何とか任せた」って言ったら、「うん、うん」とうなずいていたよ。

記者：33年ぶりの3連勝です。
野村：生まれてないなぁ･･･(笑)

選手だった?プレーイングマネージャーだったの?覚えてないなぁ。

記者：優勝した昭和48年と2位だった51年が開幕3連勝でした。
野村：春から縁起が良いなぁ～。

記者：Aクラス確定ですね?
野村：気が早いなぁ(笑)。一回り対戦してからにしましょう。

記者：ホームですね、次は。
野村：田中を残しておいて結果的に良かったわ。現時点では、岩隈とマー君をバラしたのは正解。しかし、マー君にプレッシャーがかからないかなぁ。まぁ、マー君ならやってくれるでしょう。

記者：開幕4連勝は今までありません。
野村：4連勝ない?引退の花道やな(笑)