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2008.07.02 WED
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7/2 マリーンズ戦 レポート

初勝利の味を噛みしめる片山

本拠地初先発となった片山がプロ初勝利を完封で飾った。

序盤はイーグルス片山、マリーンズ大嶺の投手戦。片山の立ち上がり、いきなりエラーとヒットで2死1・3塁とされるも、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。その後は片山は尻上がりに調子を上げ、5回まで1安打。6回には四球から1死1・3塁のピンチを招くも、ベニー、ズレータを連続三振に仕留めた。

すると7回、ここまで2安打に封じられていた打線が奮起。フェルナンデス、山崎武の連打、リックの犠打で1死2・3塁とすると、高須がタイムリーを放ち先制。さらに横川がライトスタンドへ3号3ランを放ち、大嶺をノックアウト。

完封目前の9回、片山はワイルドピッチなどで走者を3塁に進めるが、落ち着いて後続を断ち、プロ初勝利を完封で飾った。

ヒーローインタビュー

お立ち台の二人

■横川選手 ヒーローインタビュー
記者:試合を決める3ランホームランを打った横川選手です!ナイスバッティングでした!
横川:ありがとうございます!

記者:7回、先制点を挙げた後の打席でした。どんな気持ちで向かいましたか?
横川:片山がずっと頑張っていたんですけど、打線がなかなか点を取れなくて、(片山投手に)苦しい思いをさせていたので、何とか打ってやりたいと思っていました。あそこで打てて良かったです。

記者:ライトスタンドに突き刺さる3ランホームランでした!手ごたえはいかがでしたか?
横川:手ごたえとしては完璧でしたね!ちょっと打球が低いかな?と心配だったんですけど、入ってよかったです。

記者:なんとベンチでは野村監督から「お見事!」の声がかかったそうですよ。
横川:そうなんですか!?監督にそうやって褒めて頂けるのが、一番嬉しいです。

記者:チーム中でも「何とか片山投手に勝たせたい」そんなプレーが多かったですよね。チームの雰囲気はいかがでしたか?
横川:この前片山が阪神戦で投げた時も、良いピッチングをしていたんですけど、なかなかバッターの方が助けてあげられなかったので今日こそは!と思ってみんな望んでいたと思います。


■片山選手 ヒーローインタビュー
記者:プロ初勝利を完封勝利で決めた片山投手です!(場内大きな拍手)プロ初勝利を本拠地で決めた今のお気持ちを教えて下さい。
片山:サイコーです!!(笑)

記者:試合を決めた時の場内からの「片山コール」は片山投手の耳に届いていましたか?
片山:届いてましたー!!

記者:3安打完封という内容でした。今日のピッチングを振り返ってみて、いかがでしたか?
片山:フォアボールが多かったので、ちょっとダメかなと思ったんですけど(笑)気持ちで投げました!

記者:6回、ランナーを2人おいたピンチの場面、二者連続三振で切り抜けました。
片山:草野さんに「思い切って真ん中行け!」と言われたので、気持ちを切り替えて投げました!

記者:(キャッチャーの)井野選手のサインに何度も首を振る片山投手が印象的でした。
片山:そうですね。井野さんにまかせっきりで、申し訳ないです!(笑)

記者:(プロ入りしてからの)ここまでの2年間、怪我にも苦しみ、思うように投げられずといった時期もありました。改めてこの初勝利をどう受け止めていますか?
片山:家族にもチームにも迷惑をかけたので、本当にすみませんでした!

記者:そのご両親が、今日は観戦にいらっしゃっているということですが、この後どのように報告しましょうか。
片山:ハラハラドキドキさせて、寿命が縮まったんじゃないかなーと心配です(笑)

記者:ハラハラドキドキしたのは、ここにいるファンの皆さんも一緒ですよね?(場内盛り上がる)
片山:ピンチになっても力を与えてくれて、ありがとうございました!

記者:今後、ますます期待をしたいお二人です。ファンのみなさんへメッセージをお願いします。
横川:後半戦も、チームみんなで力を合わせてクライマックスシリーズ出場、優勝目指しますのでみなさん応援宜しくお願いします!
片山:一球一球大切に投げて、クライマックスシリーズに出場して、優勝目指しますので、応援宜しくお願いします!


■横川史学選手 試合後記者会見
記者:ナイスバッティングでした。ホームランのシーンを振り返っていかがでしたでしょうか?
横川:良いカウントになっていましたし、その前に高須さんが打ってくれていたんで、楽に打席に立てました。

記者:一発は狙っていたのでしょうか?
横川:いや、それは無いですね。芯でとらえようと思っていました。

記者:片山投手が0点に抑えていたので、援護したいと言う気持ちが強かったのではないですか?
横川:そうですね、この前も先発した時に良いピッチングをしていましたからね。今日は0点で抑えていて、よく辛抱していたので、何とかしてやりたいと思っていました。それは、ベンチにいたみんなが思っていた事だと思います。

記者:ホームランを打って帰って来た後、出迎えた片山選手に何か言われましたか?
横川:いや、握手するくらいでした。自分でイッパイイッパイだったんじゃないですか(笑)

記者:Kスタ宮城、初ホームランでした。やっぱり違いますか?
横川:そうですね、一周している時の歓声が凄かったです。早く、仙台の皆さんの前で打ちたかったです。また、この歓声の中で打ちたいですね。

■片山博視選手 試合後記者会見
記者:プロ初勝利、おめでとうございます。実感は沸いてきましたか?
片山:う~ん、まだ沸かないですね(笑)。勝って良かったです。ウィンニングランは最高に気持ちよかったです。

記者:どの辺りから「今日はいけるぞ!」って思いましたか?
片山:・・・、なかったですね(苦笑)

記者:今日を振り返ってみていかがですか?
片山:この前の阪神戦では、2回に四球を出したところから点を取られてしまったので、今日は出さないようにと思っていました。四球出してしまったのですが、草野さんを始めバックに助けられました。コントロールが課題です。

ファンの人たちが応援してくれたので、本当に助かりました。正直、ビジターだったらどうかな?って言うのはありました(苦笑)

記者:井野選手とのバッテリーはいかがでしたか?
片山:任せっきりですね(笑)。自分はミット目がけて投げるでした。ファームでも何回も組んでいましたし、井野さんを信じて投げました。

記者:監督も期待していると思いますが、先ほどの記者会見で上半身と下半身がまだバラバラだと言っていました。
片山:そうですね。コントロールも課題なのですが、それも紀藤さんと相談しながら解決していきたいです。色々と課題がありますが、次に向けて修正していきたいです。

記者:自己評価すると何点ですか?
片山:難しい質問ですね(汗)。う~ん、そうですね、勝った事に関しては70点くらいですかね。

記者:ルーキーイヤーから今までは長かったですか?短かったですか?
片山:短かったです。一軍で投げて勝ちたいとずっと思っていたので、辛い練習も耐える事が出来ました。

記者:次回に向けて意気込みをお願いします。
片山:ここで舞い上がらず、初心を忘れずにやっていきたいです。

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」 始球式後コメント

お笑いコンビ「サンドウィッチマン」

伊達:また打たれたよ・・・。キレイにクリーンヒットだったね。西岡選手は何で打つのかな?打たれる始球式って何だよ?って感じです(苦笑)。(西岡選手の事は)山崎武司さんに言いつけておきます(怒)
富沢:打たれるのいい加減にして欲しいんですけど・・・。
伊達:今度は、6回くらいまで投げたいな。
富澤:今度は選手登録してだよな?・・・。って無理だろ!

※サンドウィッチマンのお二人は前回はホーム開幕2戦目の3/30に始球式を行い、同じく伊達さんが投げ、富澤さんが、北海道日ハム・森本選手に打ち返されました。

野村監督 試合後コメント

片山を労う野村監督

野村:ナイスゲームでした。

記者:片山選手が出てきたのはチームとして大きいですね?
野村:よく踏ん張って完封してくれましたよ。願わくば、これを機に一本立ちして欲しい。左投手だけに、チームとしてもありがたいし、少しは自信になってくれればいいんだけど。
余計なフォアボールは気になるところだな。

記者:井野捕手との相性は良かったのでしょうか?
野村:井野は2軍に落とそうとしたんだけど、コーチに止められたんだ。片山のボールを2軍で受けてるからって。(井野は)スレスレのところにおります(笑)

記者:これで先発陣が計算できるのではないですか?
野村:まだ基礎作りの途中だよ。一人ずつ育っていって優勝を狙えるようなチームにできればと思っております。人を育てるには愛情と時間がかかる。その辺が難しい。愛情は甘えに変わる。ある時は厳しく、ある時は優しく。なかなか一人立ちできるように育てるのは難しいよ。
(片山は)フォーム的に気になる部分もある。体は立派になってきたが使いこなせていない。腰を中心とした下半身が上手く使えていない苛立ちはある。ただ、言い過ぎて、意識を変なところに持ってもらっても怖いから、投手コーチと相談していくよ。今後の課題だ。

記者:横川選手にホームランが出ました。
野村:まだ“タテカワ”にはなれないけどな。よく分からないな(笑)
まぁ、見事なホームランだったよ。野手は育つのが時間がかかる。彼は今年の育成部門だ。中村も出てきたし、切磋琢磨、競争をして相乗効果が出てくれば良い。

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