試合情報

楽天イーグルスは延長12回の死闘を制し、リーグ戦再開後初勝利。

先発･田中は1点をリードした2回、松田にタイムリーを許して同点とされる。さらに3回、松中にタイムリーを浴びて逆転を許すなど不安定な立ち上がり。しかし、その後は毎回のように走者を許すも、要所を抑えて無失点。

田中の力投に応え、6回に打線が粘りを見せる。先頭渡辺直が四球で出塁すると、高須の安打で無死1･3塁。ここで草野が犠飛を放ち同点とした。田中も踏ん張り、9回までホークス打線を封じ、試合は延長戦へ。

引き分け目前の12回、楽天は先頭山崎隆の死球をきっかけに1死2･3塁とすると、高須がこの試合4安打目となる2点タイムリーを放ち決勝点を奪った。10回から登板し、3回を無安打無失点と好投した有銘が今季初勝利。

記者：長い試合でしたね。お疲れ様でした。
高須：お疲れ様でした。

記者：12回、打席に立ったときはどのような気持ちでしたでしょうか。
高須：みんなが何とかつないだチャンスだったので、「決めたい」と思ってました。ピッチャーも頑張っていましたし、総力戦で勝てて良かったです。

記者：今日は4安打の活躍でした。
高須：たまたまいい結果になりました。切り替えて、明日からも頑張りたいです。

記者：必殺仕事人復活でしょうか。
高須：いい場面でたまたま結果が出て良かったです。地元の東北では震災がありましたので、勇気づけたいと思っていました。

記者：田中投手も好投していました。
高須：一人一人一生懸命やっていましたので、勝ててよかったです。

記者：後半戦が始まって、頭をホークスに取られましたが、2戦目でやり返せましたね。
高須：はい。明日も勝って勝ち越したいです。

記者：明日も勝って監督の誕生祝としたいですね。
高須：良いプレゼントになればいいですね。

野村：（記者を見渡して）集合早いね。9回で終わると思ってたんでしょ。よく勝てましたなぁ。
　　　　　
記者：高須選手が、必殺仕事人として活躍しました。
野村：本当に久しぶりだ。

記者：昨日は「九州は方位が悪い」とおっしゃってましたね。
野村：スタート（開幕）でつまずいたので、どうしても気にしてしまう。今日はマー君が頑張ってくれた。打たれる気はしなかった。安心してみていた。

記者：6回、バスターうまく決まりました。
野村：まあ、奇策がはまる時はどんどんはまる。あの1点が大きかった。

記者：明日、お誕生日ですね。
野村：白星に勝る誕生祝は無し。岩隈がプレゼントしてくれるでしょう。あんまりプレッシャーかけたらいけないから、あんまり言えないけど。

記者：井野選手がスタメンでした。
野村：キャッチャーコーチの推薦。「誰にするか」と聞いたら、推薦してきた。随所に味のあるリードをしていた。彼の評価を正しくしてあげないといけないな。（野村監督が）ベンチでキャッチャーをしていて、（井野選手のリードと）一致するところが多かった。

記者：井野選手のバッティングはいかがでしょう。
野村：嶋の方が若干良い。バッティングだけはセンス。練習して早々良くなることはない。

記者：勝率5割を踏みとどまりました。
野村：明日も踏みとどまれたら大きい。貯金1で帰って、貯金を増やせばいい。

記者：監督として、楽天で150勝目です。
野村：早いわ。3年で？ 最下位ばっかりなのに。
　
記者：明日の誕生日の前祝になりました。
野村：「前祝」というのは嫌な予感するなぁ。向こうもエース和田。和田対策をしっかり練らないと。全ては4番5番がしっかりすると機能する。でも、ここのところ、いい働きをしていない。とくに山崎武。

記者：得点がもうちょっとのところで入らないですね。
野村：タイムリー欠乏症。だいぶ慣れたよ。残塁の楽天。何なんだ、この勝負弱さは・・・。気持ちの問題。漠然と打席に立っているんじゃないか。ただ「来た球だけを打つ」という・・・。勝負どころで勝負していない。

記者：4回の攻撃でも、たった3球でチェンジとなりましたね。
野村：今度から指示を出さんといかん。団体競技じゃなく、個人プレーになっとる。