6/23 カープ戦 レポート
楽天は5点のリードを守れず、交流戦最終戦を落とした。楽天は13勝11敗と交流戦初の勝ち越し。
初回、山崎武のタイムリーで先制した楽天は、3回にリックの5号2ランで追加点。さらに4回には、渡辺直のタイムリー、草野、リックの連続タイムリー2ベースで3点を追加。6対1と序盤で5点のリードを奪った。
先発の朝井は3回に暴投で1点を失うと、4回に石原にタイムリーを許し4点差とされる。6回に四球などで1死1・2塁のピンチを招き朝井が降板すると、2番手・渡邉恒が代打・前田にタイムリーを許し3点差。さらに3番手・松本が2死1・3塁の場面で、代打・緒方に痛恨の被弾。この回4点を奪われ同点とされた。その後、楽天は有銘、川岸と必死の継投を見せるが、8回、栗原に決勝のタイムリーを許し力尽く。
野村監督 試合後コメント
記者:中継陣が打ち込まれてしまいました。
監督:あの3ランで決まりだよ。まあ、交流戦は健闘した方じゃないの。2つ勝ち越しで上出来(交流戦13勝11敗)。まあ、岩隈一人の投手陣でよく勝ち越したわ。
監督の立場としては、野球が幼稚なのが気がかり。藤井にはどやしつけたが、野球を知らなすぎる。3点リードでバッターが緒方。その前の前田も二人とも狙い打ち。インコースを要求して、狭い球場でホームランを打たれたら同点という状況。タイムリーなら、勘弁という状況。同点ないし勝ち越されなければ良い場面。
内角球論は3年間言ってきた。絶対に内角から入ってはいけない。ピンチヒッターの常識は、ストレート待ち。ベテランのピンチヒッターなら定石だ。そこを要求しちゃうんだから。
代打に出て、初球カーブを狙うか? 代打で変化球は99%狙わない。参った。辞表が1枚増えたよ。3年間何やってきたんだろう。情けない。なんにでもセオリーがある。
記者:栗原のタイムリーは、ど真ん中への球でした。
監督:ビジョンを見たらど真ん中だった。甘く入ったのではない。実力なんだ、誰も攻められない。1点取られたら終わり。栗原か、次のバッターか、どちらに打たれたら終わり。紀藤がそんなことを言ったのだけど、あれだ。