5/28 ジャイアンツ戦 レポート
楽天イーグルスは、プロ初先発の長谷部が打ち込まれ連勝ストップ。
長谷部は1点のリードをもらった直後の2回、先頭の阿部に2ベース、続く谷にバックスクリーンへ1号2ランを浴びて逆転を許す。3回には小笠原、ラミレスを四死球で出塁させると、阿部にライトスタンドへ5号3ランを叩き込まれた。「今日は腕が振れていませんでした」。4回で降板した長谷部は肩を落とした。
一方の打線は、2回に中島のプロ1号で先制するも、その後は凡打の山。ジャイアンツ先発・内海を打ち崩せず完投勝利を献上。連勝は4で止まり、長谷部はプロ初黒星を喫した。
野村監督 試合後コメント
野村:長谷部の話ですか?腕が振れてなかった。もっと突っ込んで欲しい。原因が分からないと、次に行ってもまた同じ。原因を究明しないと。緊張していたというのは差し引かないといけないな。フォアボールがいかん。フォアボール、フォアボール、ガーン!て、典型的な最下位の野球だ。谷のホームラン、嶋が捨て玉を要求しているのに、インコースに放って、ガーン! ホームラン二発にやられた。負け方、点の取られ方が悪すぎる。
記者:長谷部投手は次回も先発でしょうか?
野村:これから考えて検討する。こんなものなのか、もっと良いのかその辺が分からない。試合が決まってたから、4回から本当の力が出るんだけどな。
記者:長谷部投手が今日登板したのは?
野村:早めに放らせたかった。巨人が左ピッチャーに分が悪いから、「じゃあ、長谷部で行こう」となった。(長谷部投手は)この前投げた後は「大丈夫」と言っていた。今日投げた後、(怪我の具合が)どうなるかだな。また腫れが出てきたとなると、中5日、中6日の調整ができないから抹消するしかないな。
記者:腕が触れない原因について、本人が分からないと辛いでしょうね。
野村:それはそうだ。すぐに修正できるピッチャーにならないと。何とか修正しないと。プロだから自己管理・自己修正できないとな。
記者:制球が怪我の前より悪くなった気がします。
野村:スピードはこんなものかな? 背が小さいからちょっとコントロールミスをすると、バッターからすると遠く見える。そういうハンディキャップを背負っているから。小さな大投手ってアマチュアの言葉でしょ。
記者:打線も元気がありませんでした。
野村:相手が上回っている。自由自在じゃん。(打線を)怖がることは無いんだ。内海のピッチングを助けてしまった。接戦ならああいうピッチングはできない。4回で5対1だったら、ローテーション投手なら「悠々」ですよ。
記者:中島選手が初ホームランを放ちました。
野村:あの子は、左ピッチャーには何とかついていくねぇ。