5/7 ホークス戦 レポート
楽天イーグルスは5点差を跳ね返し逆転勝利。勝率を5割に戻した。
先発・一場が四球から崩れ、小久保に2ランを許すなどで2回途中4失点で降板。さらに、2番手の朝井も3回に3点を奪われ、苦しい展開の序盤。
楽天は4点のビハインドで迎えた、6回、ホークス先発パウエルを捕らえ、横川、山下の連打で無死1・3塁とすると、鉄平の犠飛、リックの2点タイムリーなどで同点とした。さらにフェルナンデス、横川のタイムリーなど、打者11人を送る猛攻で一挙6点を奪い逆転。
その後、朝井が立ち直り、4回以降は無失点。8回までのロングリリーフをものともせず、4勝目を挙げ、一昨日の序盤KOにリベンジを果たした。なお、9回を抑えた有銘がプロ初セーブをマーク。
朝井投手ヒーローインタビュー
記者:ロングリリーフで4勝目を挙げた朝井投手です!ナイスピッチングでした!
朝井:ありがとうございます!
記者:今日は2回途中からの登板でした。様々な思いがあったのではないでしょうか?
朝井:そうですね。2日前が2日前だったので、なんとか思い切って投げたのですが、半ば開き直って投げました!
記者:3回には、アンラッキーな形での失点がありました。どのように気持ちを切り替えたのですか?
朝井:野手のみんなが、必ず逆転してくれると信じてマウンドにいました!
記者:6回は素晴らしい逆転劇でしたね。
朝井:いやー感動しました!!
記者:ロングリリーフとなりましたが、今日一番得たものは何でしょう?
朝井:得たものですか!?(笑)今日のピッチングで、一昨日の借りが返せたとは思っていないので、チャンスをくれた監督や首脳陣の方に感謝して、次も絶対にナイスピッチングをします!
記者:9回マウンドに上がった朝井さんへ、スタンドからものすごい声援がありましたね。
朝井:舞い上がりそうになったので、必死に落ち着かせていました(笑)
記者:次はどんなピッチングを見せてくれますか?
朝井:チームの勝利に貢献できるピッチングができるようにと毎日心がけています。それができるように頑張ります!!
■朝井秀樹選手 試合後記者会見
記者:今日は早いイニングで交代、そして中1日での登板。更に劣勢の場面でした。振返ってみていかがでしたでしょうか?
朝井:いきなり3点取られたんですけど、そこからは開き直って投げました。準備だけはしていたので、慌てる事はしませんでした。昨日も中継ぎでスタンバイをしていましたし。
記者:尻上がりに調子も上がっていきましたね。
朝井:味方が逆転してくれて、勇気をもらい、強い気持ちでマウンドに上がる事ができました。
記者:昨年も牧野投手がケガで、朝井選手が代わりに登板がありましたが。
朝井:その事はあまり覚えていないですけど、今日のこの試合は後になっても絶対に忘れないと思います。
記者:チームも5割に復帰しました。
朝井:マウンドに上がる時からその事は頭にありました。何とかしてやろう、その一心でした。
記者:嶋捕手に先ほど聞いたのですが、「今日はいつもと比べて凄いボールが来ていた」と言っていました。感触はいかがでしたか?
朝井:とにかく2日前が悔しかったので、借りを返してやろうと思っていました。
横川選手ヒーローインタビュー
記者:連打の口火を切り、さらにダメ押しの9点目を入れた横川選手です!ナイスバッティングでした!
横川:ありがとうございます!
記者:6回、打者一巡の攻撃でした。
横川:僕が打つときには、皆が打っていたのでドサクサです(笑)
記者:6回の攻撃前に、円陣を組んでいましたね。池山打撃コーチからはどんな言葉をかけられたのですか?
横川:先頭打者だったので、「消極的にならずに積極的に行け!」と言われたので、積極的に行きました!
記者:今日2本目のヒットはダメ押しの9点目でした。どんな気持ちでしたか?
横川:チャンスを頂いたので、チャンスをものにできて良かったです。
記者:左の三瀬投手からヒットを放ちましたね。
横川:左ピッチャーは(対戦が)初めてだったので、ヒットになって良かったです!
記者:一昨日、プロ初スタメンで、今日がヒーローのお立ち台!一軍の試合をどのようにかみ締めていますか?
横川:1つ1つが大事な経験になっていると思うので、自分のものにできるよう一生懸命に頑張っていきます!
記者:自己紹介をお願いします!
横川:2年目の横川です!これからどんどん頑張って行きますので応援よろしくお願いします!!
記者:最後に、ファンへメッセージをお願いします!
朝井:千葉で3つ勝って帰ってきます!応援よろしくお願いします!!
横川:がっつり打って、また帰ってきます!応援よろしくお願いします!!
■横川史学選手 試合後記者会見
記者:逆転の口火を切るヒット、そしてダメ押しのタイムリーヒットを打ちました。あの場面はどのような心境で打席に入ったのでしょうか??
横川:最初の2打席があまりよくなかったので、3打席目は思いっきり行きました。
記者:守備、走塁でもアピールができましたね?
横川:う~ん・・・、そうですね。その辺は一生懸命やるだけです。
記者:初めてのお立ち台でした。
横川:もう少し緊張するかなぁ~、と思っていましたけど、意外と緊張せず、自分の言葉で話す事が出来ました(笑)
記者:もう一軍には慣れましたか?
横川:そうですね。守っているにしても、ただ守るだけではなく、色々と考えながらできていますし。
記者:初出場、初タイムリーを打った一昨日のゲーム後は友人などからたくさんメールが来たと言っていましたが、今日もたくさん来るんじゃないですか?(笑)
横川:ハハハ(笑)。いや、でもこの前は全然メールを返せなかったんですよ(笑)。今日はしっかり返したいと思います(照笑)。
記者:この3連戦の活躍で仙台のファンにも印象を残す事ができたのではないでしょうか?
横川:ドンドン応援してもらいたいんで、もっとアピールしていきたいですね。
野村監督 試合後コメント
記者:5点差をひっくり返し、勝利しました。
野村:これが野球だ! こういう展開は滅多にないな。昔から、「野球というものはゲームセットまでわからない」と言うだろう。「勝ったと思うと危ない」とかな。それは向こうに言える事だけどね。
とにかく勝てて良かった。今日の試合は、勝つと負けるとでは大違いだよ。(今日負けたら)借金生活で苦しんだだろう。良かったよ。
記者:中継ぎで、朝井投手が試合を作りました。
野村:どうなることかと思ったけどね。一場といい、朝井といい……。根拠なく、いや、根拠がないことはないんだけど我慢した。この球団に来て「信は万物の基を成す」ということを教えてもらった。信用や信頼をすることがなかなかできないから、そういう中で采配をすることは難しい。
(これからは)IT野球以外で考えていかないと(I=岩隈投手、T=田中投手)。ID野球じゃなくて、ITだね。今はITは流行でしょ(笑)。