2008.05.02 FRI
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5/2 ファイターズ戦 レポート

楽天イーグルスはエース岩隈が崩れ、5月連敗スタート。

先発の岩隈は初回、工藤の四球、田中の2ベースで1死2・3塁のピンチを招く。続く稲葉は打ち取った当たりも、レフト前に落ちる不運な2点タイムリー。先制を許した岩隈は、3回に満塁とされるも併殺で切り抜ける。しかし5回、田中、稲葉、スレッジに3連続長打を浴びるなどで3失点。リードを大きく広げられ降板した。

一方の打線は湿りがち。ファイターズ先発・多田野の変則フォームとテンポの良い投球に幻惑され、7回でわずか1安打。多田野が降板後、9回にフェルナンデスのタイムリーで1点を返すが、反撃はここまで。多田野に初登板初勝利を献上した。

野村監督 試合後コメント

記者:岩隈投手が5失点で降板しました。
野村:それは痛いよな。(登板したのが岩隈投手なので)ピッチャーではこっちに分がある。それが(それでも負けることがあるのが)野球なんだけどね。
「理に勝って、非に落ちる」(道理では勝っていても実際には負けるの意味)。論語だよ。分かる?まあ、ID野球は初物に弱い。データが無いから。昨日といい、今日といい・・・。参考資料が無いから指示が出せない。いくら先乗りのスコアラーが説明をしても、実際に見てスピード感や変化球を体感しないと打てない。それで打てなかったんでしょ。

記者:岩隈投手の出来はいかがでしたでしょうか。
野村:人間だからこういう日もある。岩隈で負けたのは、非常にチームとして堪える。不運で2点、実力で3点取られた。ツーアウトから3点はいかんでしょう。
それより、工藤を歩かせたのがいかんなぁ。一番、いかん。
いいピッチャーであることは間違いないが、工藤で一番怖いのがフォアボール。
ホームランが無いからな。ツーアウト、ランナー無しで、下位打線にボールから入ったり。
「見下ろす」というのが無い。気持ちがちょっと引いているんじゃないか。もっと大胆さが欲しい。慎重、慎重なのもいいけれど。今日はコントロール悪い、配球が悪い。

今日は札幌上空を宇宙遊泳したようなゲーム。地に足が着かない。長旅で体が宙に浮いているんじゃないの。しかし、日ハムよく打つなぁ。さすがチャンピオンだ。

記者:相手の多田野投手はいかがでしたでしょうか。
野村:「柔よく剛を制す」。いや、うちは剛じゃないな。「柔よく弱を倒す」。
スピードが手ごろだから、強引さが出て引っ張る。それで術中にはまっちゃう。そういうピッチャーこそ、バッティングの基本に徹しないと。相手は「三振を取ろう」とか、「力勝負しよう」とかいうつもりはさらさら無い。何とかゴロを打たせようとしていた。
何で替えたのかな?

記者:球数だったようです。
野村:記録より球数か・・・。

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