4/10 北海道日本ハム戦 レポート
楽天イーグルスは好投の岩隈を援護できずに6連敗。
試合は岩隈、ダルビッシュ両エースの緊迫した投手戦。両軍ともに四球でランナーを出すものの、ヒットは6回まで楽天渡辺直のみ。
試合が動いたのは7回。これまでノーヒットに抑えてきた岩隈が先頭打者森本にセンター前ヒットを許すと、犠打、敬遠、四球で1死満塁となり、5番スレッジに痛恨の犠牲フライを許し先制点を奪われる。
打線は9回にようやくチャンスを掴む。代打憲史がライト前ヒットで出塁すると、続く渡辺直の犠打でスコアリングポジションまでランナーを進める。しかし、力投するダルビッシュの前に後続が倒れて得点は奪えず。計3安打に終わり完封負けを喫した。
野村監督 試合後コメント
記者:9回の場面について聞かせてください。
野村:相手が何をされたら嫌なのか、それが全く頭にない。淡白なバッティングだよ。これぞ見殺しだ。
岩隈は良く投げたよ。でも、1死1・2塁から四球を出して、犠牲フライで1点でしょ。良く投げたけど、そういうところだよな。ピンチになったときに慎重さが先に出てしまう。必要なのはまず闘争心だよ。まあ、こういう経験をして成長していくんだ。
記者:明日からホームで仕切り直しですね。
野村:この一週間は散々だったからな。
記者:経験の差が出たんでしょうか?
野村:結局は7回でしょ。1番から始まるから、先頭を出さないことを考えなければならない。なのに簡単に初球からストライクを投げてしまった。こういったところは、ちょっとした一言で防げるんだよ。毎日毎日ボヤいて疲れるよ。ボヤキ疲れた。こういう試合になると教育とか経験の差が出てしまうよな。
記者:2日連続で競り負けました。
野村:(6回に)渡辺直人が出塁したが、次の高須が簡単に打ってしまった。高須はバッターボックスでチラッとこちらを見たんだよ。ああいうときは、(指示のために)コーチが行くとかバッターがベンチに来るとかしないとな。
記者:渡辺直人選手はスタートを切っていました。
野村:そうだよ。あれはセーフのタイミングだったな。