試合情報

楽天はホークスのルーキー大場にシャットアウトを許し、開幕から3連敗。

試合は緊迫した投手戦。楽天先発の朝井は、緩急を駆使した投球でホークス打線に的を絞らせない。初回を三者凡退で切り抜けると、3回まで1安打。4回に1死1･2塁のピンチを招くも、後続を打ち取り得点を許さず。その後、朝井は7回まで踏ん張るも、8回についに捕まった。センター鉄平の失策で先制されると、多村に痛恨の2ランを浴びて降板。さらに楽天は救援陣も崩れ、この回4失点。

打線はホークス先発の大場を打ちあぐね、好機にあと一本が出ず。3回の1死1･2塁、7回の2死満塁と、いずれも後続が倒れて得点は奪えず。無四球の完封を許し、プロ初勝利を献上した。

「朝井は良く投げたけど、見殺しにしちゃった」。
野村監督はガックリと肩を落とし球場を後に。

野村：朝井は良く投げたけどね。
鉄平のあそこ（3回の2アウト3,2塁のチャンス）だな。（カウント）1-3からど真ん中の真っ直ぐを見逃してるんだもん。押せ押せイケイケで1点取らなきゃいけないのに。朝井を見殺しにしちゃった。

記者：痛い守備のミスもありました。
野村：嫌な予感がしたんだよ。川崎はバントを失敗して追い込まれて、何とかしなきゃいけないという気持ちが出ていた。ウチの選手と違うところだ。
もう勝つとしたら、1-0しかないな。

記者：山崎選手がいなかったの痛かったですね。
野村：ベンチは真っ暗。声一つ出ないよ。最悪のスタート。一つくらい勝ちたい。3連敗は避けたいと思っていたんだけどな。

記者：先発陣は頑張ってますよね。
野村：救いはそこだよ。
まだまだ教育が足りない。相手のベンチを見るポイントやツボを知らない。