10月4日(日)の福岡ソフトバンク戦の試合後に斎藤隆選手の引退セレモニーが行なわれました。
日・米24年間の現役生活を終え今季限りで引退する斎藤隆選手が、ファンの皆さまへ感謝の気持ちをスピーチいたしました。
斎藤隆選手 引退メモリアル 特設サイト
【10/4(日)~】「斎藤隆選手引退メモリアルグッズ」第2弾を発売!
斎藤隆選手 引退会見
たくさん喋ろうと思っていたんですが、全部映像で紹介いただいてしまいました。
思えば40年間、野球に向き合ってきました。
1970年、この地に生まれ、この体、鍛え上げた先に奇跡があり、苦しい先に栄光があることを学びました。
支えていただいた皆さん、打たれても打たれても、『頑張れ、頑張れ』と祈りにも似た声援に支えられ、きょうまで魂を込めて、白球にこの身を挺してきましたが、心技体、チームの力にもなれず、私の体は限界です。
2011年、この東北に悪夢のような出来事が起こりました。
自分には何ができるのか、自問自答する日々が続きました。
私には野球がありました。ボロボロの体を引きずって、皆さんの前で投げることが、きっと皆さんの勇気になるんじゃないかと信じて、2013年楽天に入団を決意して、皆さんとともに輝かしい日本一という栄冠を掴み取ることができました。
あの優勝は復興を目指す多くの方々とともに踏み出した大きな一歩になったと信じています。
皆さんからいただいた熱い声援は、私の魂に変えて、このグラウンドと、このマウンドに置いていきます。
後輩たちにすべての想いを託し、新しい第二の人生を歩んで行こうと思っております。
育ててくれた両親。野球に導いてくれた二人の兄。
遠見塚小学校、南小泉中学校の友達。
ともに甲子園の夢を叶えた、東北高校のかけがえのない仲間たち。
大学日本一に、4年間ともに戦ってきた仲間たち、先輩方、後輩たち。
そして、挙げればきりがないほど、たくさんの方々に支えられ、きょうまで頑張れたことを本当に感謝申し上げます。
秋田のお父さんお母さん。
ゆきこ(夫人)を産んでくれてありがとうございます。
野球人・斎藤隆として、これからも頑張っていきます。
本当に長い間ありがとうございました!