いよいよ明日、3月29日(金)に2013シーズンが開幕します。敵地・福岡に乗り込んで、福岡ソフトバンクホークスとの開幕戦を迎えるチームは、福岡 ヤフオク!ドームで最終調整を行ないました。期待に胸が膨らむ2013シーズン。開幕前日、星野仙一監督と、球団初、そして1984年以来となる新人開幕投手を務める則本昂大選手が記者会見を行いました。いよいよ球団の歴史に残る最高・最強のシーズンが幕を開けます。
記者:いよいよ開幕です。今の気持ちはいかがですか?
監督:今の胸の内、オープン戦の延長だな。胸の内は。でも少しずつ(気持ちが)上がってきているのは確かだな。
記者:新戦力が加入し、これまでの2年間以上にファンも期待しています。監督はいかがでしょうか?
監督:まあ昨年の戦力と比べれば、これはもう楽しみというか、キャンプ初日に言った言葉を今もずっと持ち続けてるというか。「ワクワク感!」「ワクワク感!」というものがね。ファンにもあると思いますし、我々にもありますよ。
記者:ルーキーの則本選手に開幕投手を任せるということになりましたが、改めてその理由を教えてください。
監督:理由はいいピッチャーだから。そして、これからこのチームを背負っていく男だろうということでね。
記者:則本選手にはどのようなピッチングを期待しますか?
監督:まあゲームにしてくれればいい。出来ることをすればいいし、どうやったらいいだろうとか考えなくていい。もう自分の良いところを出してくれればいい。
記者:打線では新加入のジョーンズ選手・マギー選手も開幕に向けて調子が上がってきています。
監督:2人はアメリカでそれなりの実績とがありますから。そうはいっても明日のピッチャーはいいピッチャーですから、ああ日本にもこんないいピッチャーもいるのだと、おそらく感じるだろうと思ってますけれども、まあいいスタートを切ってほしいと思っています。
記者:その2人がホームラン1本ごとに5万円を震災孤児のために寄付することを発表しました。
監督:(力強く頷きながら)うん、何千万も払ってほしいな(笑)
記者:昨日は決起集会も行われましたが、チームはどんな雰囲気でしたか?
監督:まあチームの雰囲気でいえば、面白いヤツばっかりだから、盛り上がるなんてもんじゃないね。それに輪をかけて盛り上がっていたね。明後日から開幕だぞと、ブレーキをかけることはなかったのですけが、それぐらい盛り上がっていましたね。
記者:その盛り上がりの中、2013シーズンに突入して行きます。
監督:とにかくペナントレース144(試合)。まあ135ぐらいまでで決まる訳ですからね。みんながベストで、みんないい顔で、結果楽しかったなと思えるシーズンにしたいな。
記者:最後に、明日の開幕に向けて「ワクワク感」を持って楽しみにしている東北のファンの皆さまに一言お願いします。
監督:私もそうですけどね、選手を信じて送り出すだけです。みなさんも、ワクワクした気持ちで、私と同じような気持ちで心配もし、腹も立て、喜びもし、そういう喜怒哀楽の1年間にしてもらえればと思っています。
記者:プロ初登板が開幕戦になりました。
則本:昨日まではまったく実感がなかったのですが、この地に立って、明日投げるんだという気持ちが湧いてきました。
記者:それは緊張?楽しみ?どちらの気持ちが強いですか?
則本:今はまだ緊張はないのですが、明日になれば緊張も出てくると思います。少しでも楽しめたらと思います。
記者:あらためて自身の持ち味、良いところを教えてください。
則本:真っすぐとスライダーのコンビネーション、それと気合いを込めて投げるのが自分のスタイルだと思っているので、明日はそれを貫きたいと思います。
記者:明日の先発はいつ伝えられたのですか?
則本:仙台での練習の時に「開幕はお前で行く」と言われました。
記者:対戦するホークスの先発は攝津投手です。
則本:エースということなので、負けないように自分らしいピッチングをして勝てればいいかなと思います。
記者:明日の大事な一戦、全国のファンが楽しみにしています。最後にメッセージをお願いします。
則本:一生懸命に頑張ってチームの勝利に貢献するので、応援よろしくお願いします。