■A.ジョーンズ選手・C.マギー選手コメント

記者：明日から日本での初めてのシーズンが開幕します。
ジョーンズ：とても興奮していますし、この何ヶ月間かこの日のために楽しみにして練習もしてきたので、今はとてもエキサイティングな気持ちです。チーム一丸となってケガがないように、一年間長いシーズンになりますが乗り切っていければと思います。良い時も悪い時もあります。しかし悪い時をいかに短くできるか、それをみんなで協力しながら一丸となって戦っていきたいと思います。
マギー：毎年開幕という日は楽しみですし、気持ちも昂るので日本にいてもアメリカにいてもその気持ちは変わらないです。ジョーンズ選手が言った通り長いシーズンになるので、いかにみんなで協力して乗り切っていくかが大事なカギだと思います。1試合目ですけども、明日はこの1試合を大切に、楽しみながらこの球場に足を踏み入れたいと思っています。

記者：WBCから戻って来てチームの雰囲気はいかがですか？
ジョーンズ：数週間かチームから離れていましたが、ケーシー（マギー）からチームの情報はもらっていたので、帰ってきて何か違うとか、特にそういうことは感じずにすんなりとまたチームに溶け込むことができました。オープン戦最後の2試合に参加しましたが、最後はチャンピオンチーム（巨人）に勝つこともできたのは開幕に向けて良い勝利となりましたし、開幕に選ばれた選手全員で一生懸命戦っていくだけですし、とても楽しみです。

記者：ここまでやってきて日本の野球に対するイメージを教えてください。
マギー：コーチ陣と二人三脚でこのオープン戦までやってきましたし、一つ一つ自分のチェックポイントもみながらやってきたので、状態に関しては満足しています。野球については、投手の攻め方などに若干の違いは感じられましたけれども、それはそれで馴れていきますし、ベースボールというスポーツに違いはないので、全く何の心配もなくシーズンに入っていけます。何より明日はチームにとって大事な若いピッチャー（則本）が登板しますので、なんとか助けられるような攻撃をしてチームで勝利を目指したいと思います。

記者：今シーズン、ホームラン1本につき5万円を東日本大震災の震災孤児に寄付をすることを発表しました。
マギー：来日してすぐに閖上地区を視察して、その光景を目の当たりにし、その時から2人で何かできないかと話をしていました。こういうかたちで少しでも貢献できればと思いますし、シーズンの最後には大きな小切手を渡せるようなことになればチームにとってもプラスだと思いますし、子供たちにとっても良いことだと思うので、我々の想いはひとつです。
ジョーンズ：津波・地震のことはアメリカで見て知っていましたが、実際に見て本当に胸が突き動かされましたし、何かできないかと考えてましたので、マギー選手が話した通り、2人で今回こういう形で少しでも役に立てればということでこのプロジェクトを組みました。マギー選手も言っていましたが、シーズンが終わった時に大きな小切手を子供たち、そして家族、東北の地域の皆さまに渡せればと思います。マギー選手がたぶん40本くらい打ってくれるので僕は20本くらでいいかなと思っていますけれども（笑）。とにかく２人で力を合わせて、東北の子供もたち、家族、すべての皆さまが1日でも早く新たな1歩を前へ踏み出していけるよう微力ですが力になれればと思っています。