好調の牧田らに期待
9月21日(金)ホークス4連戦の初戦は、激戦の末にドロー。1回、聖澤の先頭打者アーチで先制するも、直後に今宮にタイムリーを浴びて同点に追いつかれる。それでも先発の辛島が粘りのピッチングでホークス打線をかわしていく。打線は大隣の前に沈黙するが、小山、ハウザー、青山の継投でしのぐ。楽天イーグルスは終盤にチャンスを作るがあと一本が出ず。延長10回、規定により引き分けに終わった。楽天イーグルスにとっては痛い引き分けとなり、半歩後退してしまった。
9月22日(土)ホークスの先発は陽耀勲。8月17日(金)のバファローズ戦でプロ初完封をマークするなど後半戦で先発に定着。過去にワールド・ベースボール・クラシック台湾代表に選ばれるなど活躍を期待されていた左腕が、来日7年目でついにブレークした。実弟のファイターズ陽岱鋼とともに、球界に台湾旋風を巻き起こしている。今季、楽天イーグルスは8月10日(金)の13回戦で対戦。試合には勝利したものの、陽耀勲には3回2/3イニングをノーヒットに封じられた。コントロールに不安を抱えているピッチャーだけに、各打者が粘りの意識を持ち球数を放らせたい。ボール球には手を出さず、好球必打で攻略だ。当たっている松井、牧田、一軍復帰を果たした中島ら右打者の活躍も期待したい。
楽天イーグルスの先発は菊池保則。9月15日(土)バファローズ22回戦で今季初登板初先発。毎回走者を出しながらも「ランナーを出してもスリーアウトを取れば良いという気持ちで投げました」と、粘って6回2失点。見事に先発の役割を果たして今季初勝利をマークした。2010年9月以来の久しぶりの勝利に「嬉しくて、頭の中が真っ白になった」と9連戦の「谷間」に現れた救世主が笑顔を見せた。
昨季は期待されながらも一軍では結果を残せなかった。今季はファームで好投を続け、チーム2位の7勝を挙げた。辛抱強く「その時」を待ち続け、チャンスをしっかりとモノにした。「ファームでは立ち上がりがあまり良くなかったので、初回から思い切り腕を振っていこう」。前回同様、スタートからエンジン全開でホークス打線を封じ、ラズナーや青山につなぐ。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 1.50 | 1 | 0 | 0 |
VS 福岡ソフトバンク | - | - | - | - |
Kスタ宮城 | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/15 VS オリックス | 勝 | 6 | 2 | 1 |
- | - | - | - | - |
- | - | - | - | - |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 1.07 | 2 | 2 | 0 |
VS 楽天 | 2.08 | 1 | 0 | 0 |
Kスタ宮城 | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/15 VS 北海道日本ハム | 負 | 3 0/3 | 2 | 2 |
9/8 VS 千葉ロッテ | 勝 | 6 1/3 | 1 | 1 |
9/1 VS 北海道日本ハム | - | 5 | 1 | 0 |
※記録は2012年9月21日現在