7/1大隣からタイムリーを放った松井
ついに雌雄を決する時が来た。楽天イーグルスは9月21日(金)から本拠地・Kスタ宮城で3位ホークスと4連戦。両チームがクライマックスシリーズ進出をかけ、明日なき戦いを繰り広げる。楽天イーグルスにとっては、2012年のすべてが凝縮された大一番と言っても過言ではない。勝利か敗北か。オール・オア・ナッシング。時として残酷とも思える厳しい戦いがそこには待っているはずだ。
9月21日(金)ホークスの先発は大隣憲司。今季、自身2度目の2ケタ勝利を達成するなど、ホークスの左腕エースとして君臨する。防御率1.76はチームトップ、12勝はチーム2位と、移籍した杉内、和田の穴を見事に埋めている。楽天イーグルスは大隣と今季2度対戦。7月1日(日)の11回戦(Kスタ宮城)では、6イニングで9安打を浴びせ2得点。チームはサヨナラ勝ちを収めた。8月11日(土)の14回戦(ヤフードーム)では、7回を2安打に封じられ10勝目を献上している。手強い相手であることは間違いないが、大隣と楽天イーグルスの6年間の通算対戦成績は9勝5敗と勝ち越しているだけに、十分に勝機はある。
楽天イーグルスの先発は辛島航。現在、自身3連勝中と勢い十分。8月31日(金)のバファローズ戦(Kスタ宮城)で自身の連敗を2でストップさせると、9月7日(金)のライオンズ戦(Kスタ宮城)で7回をゼロ封。虎の子の1点を死守し6勝目。9月14日(金)バファローズ戦(京セラドーム)では3回に集中打を浴びて2点を失うも、6回途中まで粘り7勝目をマークした。
課題はコントロールとスタミナ。前回と前々回の登板では、ともに3四死球を許すなどで球数を要し100球を前に降板。星野監督も「不安定どころではないね。相手に助けられた」と叱咤する。しかし、辛島の修正能力も高い。序盤でもたついても、ストレートの感触が良いと見るや「真っ直ぐが良かったのでずっと続けました」と冷静そのもの。初の2ケタ勝利、クライマックスシリーズ進出に向け、21歳の左腕がいくつもの壁を乗り越える。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.41 | 7 | 5 | 0 |
VS 福岡ソフトバンク | 5.40 | 1 | 0 | 0 |
Kスタ宮城 | 1.94 | 4 | 2 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/14 VS オリックス | 勝 | 5 2/3 | 2 | 2 |
9/7 VS 埼玉西武 | 勝 | 7 | 0 | 0 |
8/31 VS オリックス | 勝 | 7 | 2 | 2 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 1.76 | 12 | 6 | 0 |
VS 楽天 | 2.08 | 1 | 0 | 0 |
Kスタ宮城 | 3.00 | 0 | 0 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/14 VS 北海道日本ハム | 負 | 7 2/3 | 1 | 1 |
9/6 VS 埼玉西武 | 負 | 3 2/3 | 5 | 2 |
8/31 VS 北海道日本ハム | - | 6 2/3 | 1 | 1 |
※記録は2012年9月20日現在