8/23小野からタイムリーを放った銀次
9月18日(火)、マリーンズに18安打を浴びせて大勝した楽天イーグルス。4位に再浮上し、クライマックスシリーズに望みをつなぐ。9月19日(水)マリーンズ3連戦の最終戦は東京ドーム。楽天イーグルスの東京ドーム主催試合は今季で3年目。過去2戦は1勝1敗だが、2010年のマリーンズ戦では見事勝利を収めている。今季、ビジターも含めると東京ドームでの成績は3勝4敗。レギュラーシーズン最後の東京ドームで上昇の足がかりをつかみたい。
9月19日(水)マリーンズの先発はベテラン小野晋吾。7月から先発に定着すると、巧みなピッチングで相手打線を苦しめている。楽天イーグルスは8月23日(木)Kスタ宮城での16回戦で小野を攻略して勝利を収めているものの、7月17日(火)と8月30日(木)の対戦(ともにQVCマリン)では終盤まで1得点に封じられている。シュート、スライダー、カットボールなど横の揺さぶりに惑わされず、相手が思う通りのゴロを打たないこと。小野は左打者の被打率が.252と右打者よりも打たれているため、左打者を並べるオーダーも面白い。小野に対しては、銀次が9打数4安打1本塁打、草野が4打数2安打。なお銀次は東京ドームで打率.348、2本塁打と相性の良さを発揮している。
楽天イーグルスの先発は新助っ人のダックワース。9月1日(土)バファローズ戦(Kスタ宮城)では5回途中6失点で黒星を喫したものの、9月13日(木)ホークス戦(ヤフードーム)でリベンジ。来日直後に亡くなった天国の父に白星を届けた。テンポのいいピッチングで1回2死から5者連続三振を奪うなど、8回途中まで1失点。得意のカーブやチェンジアップで緩急を駆使し、ホークス打線を翻弄。3試合目の登板で来日初勝利をマークした。
「今日の勝利を亡くなった父に捧げたい」。ヒーローインタビューでは込み上げる感情を抑えるようにして語ったが、その目には時折涙が浮かんでいるようにも見えた。「天国から自分のピッチングを見てくれている」。メジャー通算23勝、マイナー通算105勝の勝負師が家族への想いを力に変え、大逆転でのクライマックスシリーズ進出を引き寄せる。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 4.00 | 1 | 1 | 0 |
VS 千葉ロッテ | - | - | - | - |
東京ドーム | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/13 VS 福岡ソフトバンク | 勝 | 7 2/3 | 1 | 1 |
9/1 VS オリックス | 負 | 4 1/3 | 6 | 6 |
8/25 VS 北海道日本ハム | - | 6 | 1 | 1 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.19 | 2 | 3 | 0 |
VS 楽天 | 2.49 | 0 | 1 | 0 |
東京ドーム | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/13 VS 北海道日本ハム | - | 4 1/3 | 2 | 2 |
9/5 VS オリックス | 負 | 5 | 2 | 2 |
8/30 VS 楽天 | - | 7 | 1 | 1 |
※記録は2012年9月18日現在