大谷から好成績を残す島内
9月17日(月・祝)Kスタ宮城でのマリーンズ戦に敗れ、連勝が「4」でストップした楽天イーグルス。先発の美馬が立ち上がりを攻められ初回に4失点。3回に岡島、松井のタイムリーで1点差に詰め寄るものの、リリーフ陣が踏ん張れず突き放されてしまった。当面のライバルであるマリーンズに4位の座を奪われ一歩後退。それでもクライマックスシリーズへのチャンスが潰えた訳ではない。この後に控える3位ホークスとの直接対決にいい形でつなぐためにも、何としてもマリーンズは叩いておきたい。
9月18日(火)マリーンズの先発は大谷智久。今季39試合に登板し、中継ぎ、先発とフル回転。昨年の7月にも先発初勝利を献上している手強い相手だ。今季は5試合目の先発となる。楽天イーグルスは8月29日(水)QVCマリンで対戦。美馬と大谷が息詰まる投手戦を繰り広げた。楽天イーグルスは終盤にようやく大谷を捕え逆転したものの、7回2失点と封じ込まれ、試合はサヨナラ負けを喫している。打撃陣では銀次、島内が4打数2安打と対大谷で結果を残している。動く球でコーナーを突き打たせて取る術中にはまらないよう、チーム一丸での攻略を目指したい。
楽天イーグルスの先発は釜田佳直。今季マリーンズ戦には4試合に先発。1勝1敗、防御率4.50の成績。8月23日(木)Kスタ宮城での16回戦では8回途中までマリーンズ打線を1失点に封じ、7勝目を手にしている。自身4連勝をかけた8月30日(木)QVCマリンでの19回戦では、2回に打球が足に直撃。無念の降板となっただけに、リベンジマッチにかける思いは強い。
ここ3試合勝ち星に見放され、苦しいピッチングが続く釜田。9月12日(水)のホークス戦で2敗目を喫した際、「情けない。こんな投球をしていたら、また2軍行きだ」と星野監督は辛口のコメント。もちろんこれは期待の裏返しでもある。ルーキーという点を考慮すれば、ここまでの釜田のピッチングは120点の出来。それでもそれに満足することなく、さらに上を目指してほしいという指揮官らしい熱いメッセージなのだ。今季8戦5勝負けなしのKスタ宮城で復活の雄叫びを上げたい。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.97 | 6 | 2 | 0 |
VS 千葉ロッテ | 4.50 | 1 | 1 | 0 |
Kスタ宮城 | 1.91 | 5 | 0 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/12 VS 福岡ソフトバンク | 負 | 6 | 4 | 1 |
9/5 VS 北海道日本ハム | - | 4 1/3 | 5 | 5 |
8/30 VS 千葉ロッテ | - | 1 2/3 | 1 | 1 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.41 | 4 | 5 | 0 |
VS 楽天 | 2.63 | 0 | 1 | 0 |
Kスタ宮城 | 1.69 | 0 | 0 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/12 VS 北海道日本ハム | 勝 | 6 | 0 | 0 |
9/8 VS 福岡ソフトバンク | - | 2/3 | 0 | 0 |
9/5 VS オリックス | - | 3 | 0 | 0 |
※記録は2012年9月17日現在