9/8代打・岡島にアドバイスを送る星野監督
代打・岡島の放った高いバウンドのゴロが前進守備のセカンド頭上を越える。その瞬間、ベンチから飛び出す楽天イーグルスナイン。激戦に終止符を打った岡島には手荒い祝福が待っていた。9月8日(土)ライオンズ3連戦の2戦目は初回の集中打で4点を奪い逆転したものの、終盤の7回に追いつかれる苦しい展開。それでもラズナー、青山ら執念の継投で敗戦の可能性を消す。すると9回、ライオンズの守護神・涌井を打ち崩して劇的なサヨナラ勝利。明日登板のエースに、3連勝という最高の形でつないだ大きな1勝だった。やはりどんなに苦しい状況でもあきらめてはいけない。犬鷲軍団がついに3位を射程圏内にとらえた。
9月9日(日)ライオンズの先発はMICHEAL。9月2日(日)の千葉ロッテ戦。いわゆる「谷間の先発」で来日8年目の初先発を果たすと、4回3安打1失点の好投でチームの勝利に貢献した。この試合でもライオンズの細かな継投が予想されるため、たとえMICHEALに苦戦を強いられた場合でも、すっぱりと気持ちを切り替えトータルで考えたい。スタメンとの兼ね合いとなるが、草野、西田、牧田、中島、島内、鉄平ら、中盤以降、ここぞという場面での代打・代走起用もポイントとなるはずだ。
楽天イーグルスの先発はエース・田中将大。8月26日(日)のファイターズ戦(Kスタ宮城)、9月2日(日)のバファローズ戦(Kスタ宮城)で連続10回ゼロ封。バファローズ戦こそ打線の援護なく試合は引き分けに終わったが、魂のピッチングでチームを鼓舞し続ける。シーズン前半戦は苦しいピッチングが続いたが、ここに来てようやく「昨年の田中将大」が戻ってきた。
今季、田中のライオンズ戦登板は2試合。ともに痛打を浴びてしまいノックアウトされている。実はプロ入り以来、田中が最も苦手とするのがこのライオンズ戦。通算でも4勝13敗と大きく負け越しているのだ。しかしチームにとっては負けられない一戦。田中がそのプレッシャーを跳ね除け、クライマックスシリーズへの道を切り開いてくれるはずだ。「頂点へ、」。エースが他を寄せつけないピッチングで栄光へと突き進む。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.18 | 7 | 4 | 0 |
VS 埼玉西武 | 11.57 | 0 | 2 | 0 |
Kスタ宮城 | 1.31 | 4 | 2 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/2 VS オリックス | - | 10 | 0 | 0 |
8/26 VS 北海道日本ハム | 勝 | 10 | 0 | 0 |
8/19 VS 埼玉西武 | 負 | 5 0/3 | 6 | 6 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.37 | 0 | 2 | 1 |
VS 楽天 | 0.00 | 0 | 0 | 0 |
Kスタ宮城 | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
9/2 VS 千葉ロッテ | - | 4 | 1 | 0 |
8/26 VS オリックス | - | 3 | 0 | 0 |
8/22 VS 福岡ソフトバンク | - | 1 | 0 | 0 |
※記録は2012年9月8日現在