9月2日(日)バファローズ戦(Kスタ宮城)は雨にも阻まれ無常のスコアレスドロー。先発の田中は立ち上がりからバファローズ打線につけ入る隙を与えず、5回まで2安打に抑える。6回二死一、三塁のピンチを迎えたが李大浩を打ち取ると、7回は3者連続三振を奪うなど圧倒的なピッチングを見せる。ところがバファローズ先発・海田の前に打線が翻弄され得点を奪えず。タイムリーかと思われた打球も、バファローズの好守に阻まれてしまった。田中は10回のピンチも気迫で乗り切り115球、11奪三振、無失点。しかし試合は雨の中断も影響し、規定により11回引き分けに終わった。
9月3日(月)バファローズの先発は小松聖。楽天イーグルスにとっては今季初対戦となる。小松が新人王を受賞した2008年こそ5敗を喫したものの、翌年以降はしっかりと攻略しており苦手意識はないはず。小松を得意とする草野、嶋らが攻略の糸口をつかみたい。楽天イーグルス先発の永井は立ち上がりを苦手としており、十分に気をつけたい。序盤3回をしのげばそのままの勢いでゲームを作れるはず。当たっているT-岡田、バルディリス、川端らを封じ、躍動感あふれるピッチングを期待したい。
4連戦最後の砦は永井怜。今季のバファローズ戦登板は8月7日(火)Kスタ宮城の1試合。自身の復帰登板となったこの試合で7回無失点の好投。勝ち星こそつかなかったが、「永井ここにあり」を印象づけた。「戻ってきてくれた。ローテーションの一角に入ってくれるということは大きい」。星野監督もホッと胸をなで下ろした。
8月14日(火)のファイターズ戦(Kスタ宮城)では約1年ぶりの白星。6回途中1失点の力投だった。お立ち台で永井の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「もうこの場所に立てないんじゃないかと思いましたが、色々な方に支えられてこのマウンドに立つことができた。全国の楽天イーグルスのファンの方にも感謝しています。僕らは一つ一つ勝つしかない。その先には優勝が待っています」
ケガに苦しんだ右腕が大車輪の活躍でチームを加速させる。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.49 | 1 | 2 | 0 |
VS オリックス | 0.00 | 0 | 0 | 0 |
Kスタ宮城 | 1.35 | 1 | 1 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
8/28 VS 千葉ロッテ | 負 | 5 1/3 | 4 | 4 |
8/21 VS 千葉ロッテ | 負 | 7 1/3 | 2 | 2 |
8/14 VS 北海道日本ハム | 勝 | 5 2/3 | 1 | 1 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 4.70 | 2 | 4 | 0 |
VS 楽天 | - | - | - | - |
Kスタ宮城 | - | - | - | - |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
8/25 VS 埼玉西武 | 負 | 2 0/3 | 8 | 8 |
8/18 VS 福岡ソフトバンク | 負 | 6 | 4 | 4 |
8/11 VS 千葉ロッテ | 勝 | 5 | 0 | 0 |
※記録は2012年9月2日現在