9月1日（土）バファローズ戦（Kスタ宮城）との激戦に敗れた楽天イーグルス。先発ダックワースが序盤から小刻みに点を奪われると、5回にはT-岡田、バルディリスに2者連続弾を浴びてノックアウトされてしまう。打線は5回に鉄平の犠飛、島内のタイムリーツーベースで一時2点差に迫る。プロ初登板となった2番手の高堀も無失点でしのいだ。しかし、9回にもT-岡田にこの日2本目となるソロを許し突き放された。現在50勝56敗（7分）。3位ホークス、4位マリーンズがともに敗れたため、3位までのゲーム差は変わらず「4.5」のまま。

9月2日（日）バファローズの先発はプロ初先発となるルーキー左腕・海田。一部では「8月30日（木）ホークス戦で先発」との噂もされたが、雨天中止のあおりを受けて幻に。今回こそプロ初勝利を狙い、必死のピッチングで楽天イーグルス打線に立ち向かってくるはずだ。海田はルーキーながら防御率2.12と安定した内容でバファローズ中継ぎ陣の一角を占める手強い相手。しかし、楽天イーグルスは今季ここまで3度の対戦の内、2度失点を浴びせているだけに嫌なイメージはないはずだ。再び「プロの洗礼」を浴びせ、勝利をもぎ取りたい。

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9月2日（日）、満を持して登板するのはエース・田中将大だ。今季のバファローズ戦は4月6日（金）の1回戦（京セラドーム）で先発。完封目前の9回に捕まりチームは2-2の引き分けに終わっている。今季は4月途中にケガで離脱するなどで苦しみ、シーズンを通して昨年のような圧倒的なピッチングは見せられていない。本人も歯がゆい思いを味わっているが、それでもほぼ毎試合で試合を作るのはさすが。前回登板、8月26日（日）のファイターズ戦（Kスタ宮城）では魂の投球で10回をゼロ封。チームは岡島のタイムリー内野安打でサヨナラ勝ちした。

星野監督は「去年の田中が戻ってきた」と手応えを感じている。その田中も自身の復活を誰よりも信じている。「本当に長い間不甲斐ないピッチングが続いていましたが、ファンの皆さんの声援に応えるためにやってきていました」。球界のエースはファンとの固い絆を力に変え、クライマックスシリーズ進出を誓う。