8月31日（金）バファローズ戦（Kスタ宮城）で負けられない一戦に勝利した楽天イーグルス。2回にT-岡田に一発を浴びて先制を許したが、3回に枡田のタイムリーで同点に追いつく。4回にはフェルナンデスの3号ソロなどで勝ち越しに成功。投げては辛島が7回に1点差とされるも、ラズナー、青山とつないで逃げ切った。現在50勝55敗（7分）の5位から上位をうかがう。

9月1日（土）バファローズの先発はマエストリ。四国アイランドリーグplus香川での活躍が認められ、7月に入団したばかり。8月12日（日）のマリーンズ戦で来日初勝利を挙げると、8月26日（日）のライオンズ戦ではイタリア国籍の投手としては初の完投勝利をマーク。パ・リーグに旋風を巻き起こしている。楽天イーグルスとしては初対戦となるが、条件は相手も同じ。こちらもバファローズ戦初登板となるダックワースが来日初勝利を狙う。互いに限られたデータで攻略を目指すことになるが、楽天イーグルスは聖澤、鉄平、島内らの足でマエストリの投球に揺さぶりをかけたい。「足に不調はない」からだ。

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9月1日（土）のマウンドには新外国人投手ブランドン・ダックワース。8月25日（土）のファイターズ戦で来日初登板。6回を投げ5安打1失点と上々のデビューを果たした。3回に3安打を浴び1点を失ったが、クレバーな投球で打たせて取り、ファイターズ打線に的を絞らせなかった。初勝利はお預けとなったがチームは見事サヨナラ勝ち。星野監督も「フォアボールの心配がない。ストライクを取れるのが強み。初登板にしてはナイスピッチだね」と太鼓判を押した。

「自分の一番の持ち味はメジャーリーグや3Aでの豊富な経験。プレーオフなど厳しい状況が多かったので、そういったところで自分の能力を発揮できるのが最大の強み」
入団会見でアピールした通り、救世主がチームをクライマックスシリーズに導いてくれるはずだ。