8月28日(火)~30日(木)のマリーンズ3連戦で痛い3連敗を喫してしまった楽天イーグルス。49勝55敗(7分)と5位に位置するが、犬鷲軍団の闘志はまだ燃え尽きていない。3位マリーンズとのゲーム差は「5」と、まだまだクライマックスシリーズ射程圏内。8月31日(金)から楽天イーグルスがホーム・Kスタ宮城で迎え撃つのは6位バファローズ。この4連戦は一戦必勝の構えだ。
今季ここまでの対戦は9勝5敗(2分)と楽天イーグルスが優位に立つ。チーム対戦防御率は2.17。投手陣が奮闘し、一発のあるバファローズ打線を封じ込めている。先発では塩見と美馬がともに2勝。また、守護神・青山が2勝、4セーブ、防御力0.82と完璧なピッチングを披露し勝利に貢献している。打撃陣では松井、嶋が3割超の成績を残し、バファローズを得意とする。フェルナンデスも打率こそ2割台だが、7打点を挙げゲームの流れを引き寄せる。7月10日(火)、Kスタ宮城で枡田がBs岸田から放った劇的なサヨナラ3ランホームランも記憶に新しい。データからも分かる通り先制した試合は7勝1敗(1分)。投手陣がしのぎ、少ないチャンスをモノにする。4試合を通じ、先取点が大きなカギとなるはずだ。
8月31日(金)、4連戦のトップを任されたのは辛島。現在4勝5敗で自身2連敗中と、ここ数試合は本来のピッチングが影を潜めている。しかし今季ここまで10試合に先発し、すべて5イニング以上投げているのは賞賛に値する内容。若き左腕は序盤で決して崩れることなく、粘り強く黙々とゲームを作っていく。
今季のバファローズ戦は、7月26日(木)京セラドームの1試合に登板。今回の対戦と同じくBs井川と息詰まる投手戦を演じた。7回を犠牲フライで許した1点に抑えたものの、味方の援護なく敗れた。文句なしの好投だっただけに、チームの勝利につながらなかったことが心残り。辛島自身もリベンジを誓っているはずだ。
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 2.58 | 4 | 5 | 0 |
VS オリックス | 1.29 | 0 | 1 | 0 |
Kスタ宮城 | 2.28 | 2 | 2 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
8/24 VS 北海道日本ハム | 負 | 7 2/3 | 5 | 6 |
8/17 VS 埼玉西武 | 負 | 6 2/3 | 4 | 3 |
8/10 VS 福岡ソフトバンク | 勝 | 5 0/3 | 3 | 3 |
防御率 | 勝 | 敗 | S | |
シーズン通算 | 4.72 | 2 | 5 | 0 |
VS 楽天 | 3.20 | 2 | 1 | 0 |
Kスタ宮城 | 4.97 | 1 | 1 | 0 |
直近の3試合の成績 | 勝敗 | 回数 | 失点 | 自責 |
8/15 VS 埼玉西武 | 負 | 3 0/3 | 8 | 8 |
8/8 VS 楽天 | 負 | 4 2/3 | 8 | 7 |
8/2 VS 埼玉西武 | - | 7 | 0 | 0 |
※記録は2012年8月30日現在