10/9 マリーンズ戦 レポート
楽天イーグルスは土壇場にピンチを迎えるも堅守で逃げ切り、長谷部は今シーズン初勝利を手にした。
楽天先発の長谷部は初回、2本のヒットから一死一、三塁ピンチを迎えるも後続を打ち取ると波に乗り、五回まで無死点で切り抜ける。
好投を続ける長谷部を打線が序盤から援護する。初回、高須のタイムリーツーベースで先制すると、四回には聖澤、内村のタイムリーでリードを3点に広げた。
六回に1点を失った楽天は小刻みな投手リレーで逃げ切りを図り、2点リードのまま九回を迎える。
しかし、九回ラズナーが捕まり2本のヒットと悪送球などから1点を奪われ、なお無死一、三塁と絶体絶命のピンチを招く。それでも内村のバックホームでの好判断や、松井稼の落ち着いた打球処理で逃げ切りに成功した。
長谷部康平選手 ヒーローインタビュー
記者:最後、1点差でしたがベンチではどんなお気持ちでしたか?
長谷部:祈ってました。
記者:今日のゲームはランナー背負いながらも粘りのピッチングでしたね。
長谷部:そうですね。ランナーたくさん出しちゃったんですけども、何とか抑えることができました。
記者:待ちに待った今シーズン初勝利。どんなお気持ちですか?
長谷部:やっぱすごくうれしいです。(場内歓声)
記者:長谷部投手にとってはパパになっての初勝利になりましたね。
長谷部:どうもありがとうございます。
記者:ご家族にメッセージはありますか?
長谷部:いや、あとで(照笑い)。大丈夫です。
記者:次の登板に向けて意気込みをお願いします。
長谷部:投げる試合があるのであれば、一生懸命投げるだけです。
内村賢介選手 ヒーローインタビュー
記者:4回。セーフティーバントがタイムリーとなりました。狙い通りですか?
内村:そうですね。ひじり(聖澤)の打席の時にサードが後ろにいたので、僕も見たら後ろにいたので、狙ってやりました。
記者:6回はセカンドへの内野安打でタイムリー。いずれも足で稼いだタイムリーとなりましたね。
内村:自分の持ち味が出たかなと思っています。
記者:盗塁も一つ決めて、30盗塁まであと一つとなりました。
内村:ひじり(聖澤)が50してるんでね。僕が30盗塁で騒いでも仕方ないんで。一つでも多くできるように頑張ります。
記者:ファンの皆さんに意気込みを伝えてください。
内村:残り試合少ないですが、一つ一つ全力を出して頑張りますので、これからも応援宜しくお願いします。(場内歓声)
星野仙一監督 試合終了後記者会見
記者:1点差を逃げ切っての勝利を振り返っていかがですか?
星野:長谷部は芯に当てられながらゲッツーで切り抜けていたけど、(6回は)四球・ツーベースと悪い癖が出てきたのでスイッチした。こういう競り合いをやって、やられそうなところで凌いできているというのは、若い選手には良いプレッシャーになっていいんじゃないかと思うけどね。終わってみれば。
記者:内村選手の4点目が大きかったのではないですか?
星野:あれは大きかったね。
記者:守りでは(8回の)牧田選手の好プレーも良かったですね
星野:あれはナイスプレーだね。抜けていればスリーベースだったからね。
記者:長谷部投手は、いかがでしたか?
星野:良くないね。もっともっと良い時を知っているからね。前の前の登板の時が良かったね。7回ぐらいまで1点で抑えて欲しかった。
記者:残り試合は少ないですけど、モチベーションが上がるのでは?
星野:そう意味では、長谷部がこの1勝でどう変わってくれるのか楽しみにしたいね。