試合情報

楽天イーグルスは投打の歯車ががっちりと噛み合い、ファイターズのエース・ダルビッシュを攻略した。

楽天打線は四回、高須、ガルシアの連続ヒットから一死二、三塁のチャンスを作ると、銀次がショートの頭上を襲うタイムリーで先制。続く牧田も犠牲フライを打ち上げ、ダルビッシュから2点を奪う。

楽天先発の井坂はランナーを背負うも、粘りのピッチングでファイターズ打線を封じ込める。五回に中田に一発を浴びたが、6イニングをこの1失点にしのいだ。

1点差のまま迎えた八回、楽天打線はまたしてもダルビッシュを捕らえ、2本のヒットから一死二、三塁のチャンスを作ると牧田がレフトにタイムリーを放ち追加点を奪う。

井坂の後を受けたリリーフ陣は、小山が七回、八回をパーフェクトに抑え、九回はラズナーが締め、昨日の惜敗に雪辱した。

記者：岩手県出身の6年目、プロ入り初打点となるタイムリーを放った銀次選手です。ナイスバッティングでした！
銀次：ありがとうございます！

記者：両チーム無得点で迎えた四回、一死一、二塁の場面でした。
銀次：一打席目に三振していたので、何としても打ちたい、やり返そうという気持ちでした。

記者：打った瞬間、そして打球がグラブを弾いた瞬間のお気持ちは？
銀次：ずっと「抜けろ！」「抜けてくれ！」と思っていました。

記者：しかもダルビッシュ投手から初打点。喜びもひとしおでは？
銀次：そうですね。もっと高い場所を目指してやっているので、まだ始まりです。

記者：この喜びをまず誰に伝えたいですか？
銀次：東北の皆さんの力になれるようにプレーしていますので、その皆さんに伝えたいです！

記者：クライマックスシリーズ出場に向けて、負けられない試合が続きます。全国の楽天イーグルスファンにひと言お願いします。
銀次：一人ひとり、全力でプレーしていますので、これからも応援よろしくお願いします！

10安打を放ったんだからもっと点を取らなくてはいけない。

だが今日はダルビッシュ相手に、各打者が積極的だった。

銀次はプロ初打点。自信にして欲しい。

先発井坂も合格点。今日の投球を継続すれば2ケタ勝てる。