10/1 バファローズ戦 レポート
楽天イーグルスは中盤に効果的な得点を挙げ田中を援護。連敗を2で止めた。
楽天先発の田中は序盤から力感溢れるピッチングで三回までノーヒットピッチング。しかし四回、二死から2本の長短打を浴び先制点を許してしまった。
先制を許したイーグルスだったがすぐさま反撃。五回先頭の聖澤がヒットで出塁すると、続く松井稼のタイムリーツーベースで同点に追いつく。この回さらに中村のタイムリーで逆転に成功した。その後、六回、七回にも追加点を奪いリードを拡げ田中を援護する。
四回以降、丁寧なピッチングで切り抜けていた田中だったが、八回3本のヒットを浴び1点を失い、なおも一死満塁という絶体絶命のピンチを迎える。それでも後続を連続三振に仕留めピンチをしのいだ。
最後はラズナーが締め、田中はパ・リーグハーラートップに並ぶ17勝目を挙げた。
田中将大選手 ヒーローインタビュー
記者:17勝目を挙げ、リーグトップタイに並びましたね。
田中:そうですね。今日はイマイチな投球でしたが、バックの守りにも助けられ、たくさん点も取ってもらったので、本当に野手の方々に感謝です。
記者:先制はされましたが、すぐに味方の援護がありました。
田中:2アウトから失点してしまって、もったいないなと思っていたのですが、すぐに逆転してくれたので、気持ちを切り替えることができました。
記者:八回、一打同点の場面を迎えましたが、圧巻の連続三振でしたね。
田中:情けない話ですが自分でピンチを作ってしまったので、あの場面はふたりを三振に取るしかないなと…。そうなって良かったです。
記者:あの場面ではストレートが一段と速くなったように感じました。
田中:力を振り絞って、思い切り腕を振り抜きました。
記者:残り試合が少なくなってきましたが、大事な試合が続きます。
田中:どの試合でも勝ちにいくのが当然ですし、一試合一試合、全力で戦っていきたいと思います。
記者:最後に楽天イーグルスファンにひと言お願いします!
田中:最後まであきらめないで戦い抜きます! これからも応援宜しくお願いします!
星野仙一監督 試合終了後記者会見
田中の調子自体はそれほど良くなかったと思う。
交代は球数がかさんでいたので、8回まで、とあらかじめ決めていた。
ピンチを作ったが、自分自身でよく踏ん張った。