4/17 オリックス・バファローズ戦 レポート
楽天イーグルスは打線が沈黙し終盤に逆転負け。
楽天の先発は2年目の戸村。立ち上がりから走者を許すも、粘り強いピッチングでバファローズ打線にホームを踏ませず。中盤のピンチも要所を締めて6回3安打無失点と好投した。
継投で1点のリードを死守したい楽天だったが、終盤の八回にルーキー美馬が捕まり、後藤のタイムリーで同点に追いつかれると、3番手の片山もT-岡田に勝ち越しタイムリーを浴びるなどで計4失点。試合をひっくり返されてしまった。
打線は一回に松井稼のツーベースなどで一死三塁とすると、山崎の犠飛で幸先良く先制。ところが、二回以降はオリックスの先発・西の力強いピッチングの前に封じられた。九回に岸田から一打同点の場面を演出するも後続が倒れた。
同一カード3連勝を逃した楽天だが、開幕から2カード連続の勝ち越しと素晴らしいスタートを切った。
星野仙一監督 試合終了後記者会見
記者:今日の戸村投手はいかがでしたか。
星野:戸村はノーアウトのランナーを出しながらも良く粘ったと思うし、6回を無失点だからどんどん自信をつけてくれれば良い。そういう意味では、今日は0点に抑えたのだから合格点はあげなきゃな。良く踏ん張ってくれたと思う。
記者:打線はいかがですか。
星野:1点で勝とうなんて虫がよすぎる。戸村が0点に抑えていただけに5~6点は欲しかった。今日は打線だね。
記者:7回、美馬投手が3人で抑えただけに、そのあとの攻撃が試合の流れを変えてしまったのでは。
星野:西に気持ちよく投げさせすぎたよ。楽しんで投げていた。もっとしつこくいかなきゃな。
記者:8回の逆転された場面はいかがですか。
星野:あそこは片山しかいない。あそこを抑えることで片山の価値があるんだ。今日は良い仕事をしなかったね。
記者:要因はなんでしょう。
星野:もっと腕を振って強いボールを投げなきゃいけないな。あれだけの身体があるんだから。
記者:今カード2勝1敗で勝ち越しましたが、振り返っていかがですか。
星野:外野にもアルプス席にもたくさんお客さんが入ってて嬉しかったよ。皆さん、ありがとうございました。
記者:チームの闘争心はまだまだですか。
星野:今日なんかはそうだね。